2011年10月15日
「シミュレーション猟」
これも極意の所で少しお話しましたが、実戦射撃に1番重要な項目は発砲準備動作です。
射撃は微妙な物で心がマイナス状態の時には絶対に当たりません。従ってこの準備動作が上手く行かないと心に焦りが生じて射撃その物が当たらなくなってしまうのです。
この練習は射撃場では出来ません。車の乗り降り、銃カバー外し、弾入れ装填、安全装置解除、照準、一連の動作を良く考えて直列動作にならない様にまずは頭の中でシミュレーションしてみる事が重要です。Min.目標タイムは地元ハンターの時間マイナス1秒です。
乗り降り、カバー外し、弾入れ装填、安全装置、照準、と5工程、普通に考えると一つ2秒なら合格点となりますが、実際の鹿で10秒も待ってくれるのはデメキンだけです。
3秒で全てを行えれる用にしなければなりません。
10秒が3秒は不可能と言われるかも知れませんが足の動き、右手の動き、左手の動き、そして体の動きの4つを同時並行に行えば2.5秒と言う数字も夢ではありません。
車の降り方も足の角度やどちらかの足から降りるか研究すれば1~2ステップ分は省略できる筈です。
手の操作も左右分担して持ち変えたり直列になったりしないように工夫すれば半分以下になります。銃の構えと照準に関しましてもここにボルト装填と安全外しを入れても時間の延長はありません。
構え方も肩に銃を当てる、頭を動かしてスクープを探す、それから目標をスコープに捉える、それから微調整では話にもなりません。体は瞬時にして最終射撃フォームに入って照準体制に入り、そこに銃が入るや否や発砲とすれば良いのです。
照準は体全体で行い、銃身で指差す様にして、肩にまっすぐ銃を引き寄せ、肩に着く直前には目標がスコープを通して見え、微調整をしながら肩に着くや否や発砲、これがベストタイムです。
こうなれる様にまずは頭の中に工程表を作り、それが出来たら今度は体に覚え込ませます。1000回やると何とかスムーズにできる様になり1万回やりますと体に定着します。
毎日100回やれば3ケ月で名人級になれるのですからこれはやる価値があります。
実戦はピンポイントで弾を集中させるのではなく出来るだけ速く急所に当てる、それも100%を狙うのではなく、効率が高ければ良いのですから失敗を恐れる必要はありません。
また猟の場面からあの場合、この場合、色々な場面を想定してそれ用のシミュレーションを開発しておくと良いでしょう。たくさんのシミュレーションを持っている事は財産です。
実はなぜこう言う方法を考えたのかと言いますと著者は稀に見る運動神経の持ち主だったからです。良い方ではなく悪い方の稀、つまりまるでダメヨ側の代表選手だったのです。
そこで普通に行動するとナマケモノの動きですからヒョウの俊敏さには絶対に勝てません。物事は結果的にはそうなりますが、実はその前兆現象が必ずあります。
バレーボールの話で恐縮ですが、あの目も覚める様なアタックは結果的にボールが来てからの反応では絶対に間に合いません。
よく観察しますとジャンプの踏切り、手のスイング、等々を観察すれば分かりますが、打つ直前にはもうコースは決まっているのです。それらを読んで瞬時に計算しその場所で構えますとそこにボールがやって来るのです。
そんな事が可能かと思われるでしょうが、東京オリンピックの頃こう言われていました。女子のスパイクはかろうじて追い付けるが、男子のスパイクはもはや反応時間が追い付かないから取れないと言われていました。
その後40数年が過ぎて女子もかつての男子並みに打つ様になりました。男子はもっと強烈なアタックを打つ様になりました。ところが男子の方が読みの技術が発達して良く拾います。私もその手法だけで末端でしたがインターハイや国体にまで行けました。
また仕事で能率を大幅に上げる事を業務としていた時代もあります。
ある自動車のハンドルを組み立てる作業ですが経験10年のベテラン従業員が60分掛けていました。周辺には彼のタイムを上まわれる人は誰もいません。
私はこれに挑戦し半年後に6分を切る事に成功し、更には入社後3ケ月の従業員にもこれを再現させる事に成功しました。つまり少し訓練すれば誰でも私の手法で6分で出来る事を証明したのです。
10分の1にまで短縮出来たのですからそれに比べれば半分にする事や4分の1にする事は容易いと言えると思います。
射撃は微妙な物で心がマイナス状態の時には絶対に当たりません。従ってこの準備動作が上手く行かないと心に焦りが生じて射撃その物が当たらなくなってしまうのです。
この練習は射撃場では出来ません。車の乗り降り、銃カバー外し、弾入れ装填、安全装置解除、照準、一連の動作を良く考えて直列動作にならない様にまずは頭の中でシミュレーションしてみる事が重要です。Min.目標タイムは地元ハンターの時間マイナス1秒です。
乗り降り、カバー外し、弾入れ装填、安全装置、照準、と5工程、普通に考えると一つ2秒なら合格点となりますが、実際の鹿で10秒も待ってくれるのはデメキンだけです。
3秒で全てを行えれる用にしなければなりません。
10秒が3秒は不可能と言われるかも知れませんが足の動き、右手の動き、左手の動き、そして体の動きの4つを同時並行に行えば2.5秒と言う数字も夢ではありません。
車の降り方も足の角度やどちらかの足から降りるか研究すれば1~2ステップ分は省略できる筈です。
手の操作も左右分担して持ち変えたり直列になったりしないように工夫すれば半分以下になります。銃の構えと照準に関しましてもここにボルト装填と安全外しを入れても時間の延長はありません。
構え方も肩に銃を当てる、頭を動かしてスクープを探す、それから目標をスコープに捉える、それから微調整では話にもなりません。体は瞬時にして最終射撃フォームに入って照準体制に入り、そこに銃が入るや否や発砲とすれば良いのです。
照準は体全体で行い、銃身で指差す様にして、肩にまっすぐ銃を引き寄せ、肩に着く直前には目標がスコープを通して見え、微調整をしながら肩に着くや否や発砲、これがベストタイムです。
こうなれる様にまずは頭の中に工程表を作り、それが出来たら今度は体に覚え込ませます。1000回やると何とかスムーズにできる様になり1万回やりますと体に定着します。
毎日100回やれば3ケ月で名人級になれるのですからこれはやる価値があります。
実戦はピンポイントで弾を集中させるのではなく出来るだけ速く急所に当てる、それも100%を狙うのではなく、効率が高ければ良いのですから失敗を恐れる必要はありません。
また猟の場面からあの場合、この場合、色々な場面を想定してそれ用のシミュレーションを開発しておくと良いでしょう。たくさんのシミュレーションを持っている事は財産です。
実はなぜこう言う方法を考えたのかと言いますと著者は稀に見る運動神経の持ち主だったからです。良い方ではなく悪い方の稀、つまりまるでダメヨ側の代表選手だったのです。
そこで普通に行動するとナマケモノの動きですからヒョウの俊敏さには絶対に勝てません。物事は結果的にはそうなりますが、実はその前兆現象が必ずあります。
バレーボールの話で恐縮ですが、あの目も覚める様なアタックは結果的にボールが来てからの反応では絶対に間に合いません。
よく観察しますとジャンプの踏切り、手のスイング、等々を観察すれば分かりますが、打つ直前にはもうコースは決まっているのです。それらを読んで瞬時に計算しその場所で構えますとそこにボールがやって来るのです。
そんな事が可能かと思われるでしょうが、東京オリンピックの頃こう言われていました。女子のスパイクはかろうじて追い付けるが、男子のスパイクはもはや反応時間が追い付かないから取れないと言われていました。
その後40数年が過ぎて女子もかつての男子並みに打つ様になりました。男子はもっと強烈なアタックを打つ様になりました。ところが男子の方が読みの技術が発達して良く拾います。私もその手法だけで末端でしたがインターハイや国体にまで行けました。
また仕事で能率を大幅に上げる事を業務としていた時代もあります。
ある自動車のハンドルを組み立てる作業ですが経験10年のベテラン従業員が60分掛けていました。周辺には彼のタイムを上まわれる人は誰もいません。
私はこれに挑戦し半年後に6分を切る事に成功し、更には入社後3ケ月の従業員にもこれを再現させる事に成功しました。つまり少し訓練すれば誰でも私の手法で6分で出来る事を証明したのです。
10分の1にまで短縮出来たのですからそれに比べれば半分にする事や4分の1にする事は容易いと言えると思います。
Posted by little-ken
at 11:23
│狩猟ロマン