2012年01月23日

0.海外狩猟の魅力。

0.海外狩猟の魅力。
お久しぶりのリトルケンです。ファンシューティング誌VOL.5&6の根室エゾ鹿ハンティングスクール以来です。今回はニュージーランドの猟に行く機会がありましたので海外の狩猟の魅力に付いて少しお話を紹介したいと思います。

本レポートは本来ファンシューティグ誌に載せるつもりで書いたのですが、廃版となってしまいこのスクールの記録に載せる事になりました。

日本の狩猟鳥獣は30種の鳥類と16種の獣類です。最大はヒグマで体重は最大で350kg、エゾ鹿で150kg、角長は85cmです。これ以外にも150kgのツキノワグマ、80kgのイノシシ等が居ます。日本は種類も生息数も豊富で狩猟の魅力は十分あるのですが、ただ一つ不満があります。それはヒグマを除き世界の大物に比べますとややサイズが劣る事です。

世界の大物の多くはアフリカ大陸に居ます。アフリカは奇跡の大陸と言われ、ビッグ5と呼ばれるデンジャラスゲームは5トンのアフリカゾウ、2トンのサイ、1トンのケープバッファロー、250kgのライオン、そして小型ながら難易度の高いヒョウの5種を示します。レイヨウ類は数も種類も豊富ですが中でも900kgのエランド、1.5mグルグル角のクドゥ、1m直線角のオリックス、等々が有名です。

他の大陸ではアメリカバイソンやアジア水牛の約1トン、北極熊800kg、コディアックベア700kg、そして鹿類ではムース700kg、エルク400kg、赤鹿250kg、カリブー300kg、更にはビッグホーンシープ、アイベックス、等々があります。

昔の話ですが、1970年代の毎日曜日の夕方には海外の大物猟を紹介するテレビ番組がありました。筆者も何時かは海外大物猟と心を熱くしてこの番組を見ていました。この頃の日本のハンターはかなり元気で多くの人が海外の大物を求めて遠征しました。70年代の日本大物狩猟クラブではニュージーランド南島のエルク猟を募集したところ20名もの参加がありました。このクラブからはエゾ鹿猟にも毎年50名程が遠征していました。

360円/ドルの50~70年代に比べて昨今は80円/ドルと4倍も行き易くなりましたが、日本のハンターの元気度は国力に比例して低下、それに伴い海外狩猟を扱う会社も2000年頃に相次いで閉鎖されました。しかし海外大物猟の魅力が無くなった訳ではありません。
筆者はこの円高を利用し40年前からの夢を実現させる事にしたのです。

2009年にはナミビアでクドゥ&オリックス等々の6種類、2010年のニュージーランド北島で赤鹿&ファロー鹿等々の5種類、そして今回2度目のNZで1トンの野牛&角長1mのワイルドゴート、そして更に日本には居ない大型鳥猟の幾つかを狙う計画を立てました。
今回は海外猟の中でも比較的安価で行き易く、それでありながら魅力たっぷりのNZ猟を紹介したいと思います。




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8.後書き
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Posted by little-ken  at 11:38 │海外狩猟