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Posted by ミリタリーブログ  at 

2011年01月27日

1月根室猟のまとめ。

正月根室猟のまとめ。
これは12月のデータ、実猟7.5日(滞在は9日)、出会い数74回、捕獲36頭、失中12回、未回収17回、発砲に至らず9回、パス0回、以上12月データ。(過去突出の最高レベルだったのです。)

そしてこれが1月のデータ、実猟9.5日(滞在は10日)、出会い数77回、捕獲35頭、失中7回、未回収11回、発砲に至らず8回、パス16回となりました。
出会いの平均値は先回12月の前代未聞の9.9回/日に対しそれに次ぐ8.1回/日、捕獲平均値も同様に前代未聞の4.8頭/日に次ぐ3.6頭/日となりました。

12月との根本的な違いは私が運転手に徹した事が大きな違いです。私が射手をしたならばもっと向上したかも知れません。
それでも大物捕獲が12月よりもそれぞれ1頭少ない超大物2頭と70cm台後半が4頭でしたから素晴らしい出会いの数々だったのです。

今猟期の根室猟全体として言える事はまず80cm以上の超大物が少なくなった。中型を含む若オスが極端に少なかった事の2点です。これらはやはり昨シーズン12月の大雪の影響かと思われます。メスはまだまだメチャンコたくさん居ましたから今後の繁殖力には問題は無い(酪農や農業関係者に取っては問題が大あり)と思いますが、若オスが少ないと言う事は今後数年大物捕獲も少なくなる可能性はあります。

しかしこんな出来事如きで根室の楽しさが変わる訳ではありません。狩猟の普及、銃の楽しさが普及のライフワークのリトルケンは皆様のお越しを待ってます。



    根室猟の実猟合計17日間の戦果です。12月の80cm以上超大物3頭、70cm以上大物5頭、
    それに1月の超大物2頭、大物4頭の合計14頭を積んで帰還です。14頭のお持ち帰りは過去
    最高です。


根室の紹介。
ここ根室のハンティング舞台は白崎牧場がベースになっており、猟場の真只中にあります。
リトルケンハンティングスクールのメンバーは約30名、これとは別に根室白崎牧場同好会会員が約50名いますが、高齢で来なくなった人も多く実質は20~30名です。
スクールと同好会は全くの別組織です。両方に属しているのは私だけです。

スクールの解禁猟を紋別でやっており空きはやや少な目ですが、根室スクールの方はまだまだ空きが多数あります。
同好会の方は解禁や正月には15~20名前後で混み合いますが、他の時期は空きが多数あります。根室は1月末まで鹿猟が出来ませんので(鹿が多い所で鹿を捕獲させないと言うのは甚だおかしいとは思います)月末が近くなりますとメンバーがまた集まって来ます。今年の場合は4グループ10名程が集まりました。

実際に愛好会の方は2種のメンバーが居ます。一つは車の定員に近いメンバーのグループで1週間の猟をしても全体で数頭にしかならないグループでこれが幾つかあります。中位の技量のメンバーはおらず、もう一つは少数精鋭又は単独で来て多大な成果を上げて行くグループです。

白崎牧場の土地等以外は誰でも狩猟可能で近くにはロッジや民宿やホテルもたくさんあり、北海道以外からも多くの方がお越しになります。また北海道内からも旭川や札幌ナンバーは良く見ますし函館ナンバーも時折見掛けます。

根室には間違いなく他の地区よりも大きな鹿がたくさん居ますが、一方で恐らく北海道で1番多く鹿を撃ち難い場所でもあります。それは大きな山も無く狭い半島ですから鹿の対ハンター学習度は他地区の比ではなく、駆除ハンターを含む通常のハンターの平均値よりも上を行くからです。

つまり根室の鹿の殆どは通常のハンターから逃げ伸びる能力を持っているのです。只幸いな事に一般のハンターも地元駆除ハンターもかなり高齢であまり能力は高くありません。
能力の高い師や先輩に付けば数年で根室の鹿の上を行く能力が付きます。

根室は鹿が多いから誰でも獲れると言うのは間違いですから心してお出掛け下さい
スクールも同好会も門戸を開けて皆様をお待ちしております
協調性を持ち安全な狩猟が出来る方、他人への配慮が出来る方、酒を飲むのは構いませんが酒に飲まれない方、ランニング射撃にチャレンジしたい方と等々をお待ちしております。

    連絡はこのスクール近況からオーナーにメッセージを送る事が出来ます。

    おかげ様で捕獲累計は1053頭になりました。
  


Posted by little-ken  at 09:07スクールの記録

2011年01月17日

3.根室 正月スクール

1月13日:正月明け初めての鹿の大移動があったそうですが間に合いませんでした。
名古屋から女満別空港、陸路170㎞移動、根室着18時頃。当日AMまでは根室地方は雪、積雪は30cm、吹き溜まりは1m近くになりました。車で走れない所が多くなりました。
夕方には晴れて鹿の大移動があったそうです。もう1日早く来ればと言う気もしますがどうしようもありません。

1月14日:4チャンスからメス3頭。
今回の射手は当分の間はS君、私はドライバーです。AMは全く出会い無し、夕方になってやっと少し鹿が動き4チャンスからメス3頭。オスは全く見ません、寂しいですね。

1月15日:6チャンスから4頭捕獲。
普通の場合ですと大雪の後の1~2日は出会いが多いのですが、今回は12月に大フィーバーがあったせいかあまりぱっとしません。根室の魅力は50頭を超える様な大きなメスの群れ及びオスの群れが居る事です。
本日はメス6頭の群れが最大で、オスもピン角が1頭だけでした。

1月16日過去最大の大フィーバー、群れの出会い20回強、合計約600頭、捕獲は12頭。
12月19日には18回の出会いがありましたが、今回はそれを上まわる20回以上。以上と言うのは良く分からない程で思い出して数えたものだけで20回と言う意味です。
ただ残念な事は50頭クラスの群れが3つ居ましたが、オスの群れはゼロでした。
オスはメスの群れのボスが1頭と言うのが3回ありました。

本日のフィーバーは朝8時頃から始まりました。最初の内は5~10頭程度の群れが単発で地元の鹿らしく300m以内までなかなかアプローチ出来ませんでした。
その中からやっと50cm級オス1頭を捕獲しました。

その後群れの規模や出会いの回数も増えて10時頃からは30~50頭の群れが同時に幾つか見られる様になりました。圧巻は11時少し前、50頭前後の群れが3つと10頭前後の群れが一つの合計4つの群れが白崎牧場の数kmの範囲の視界内に居ます。内50頭の群れ2つには大物オスが1頭ずつ付いていました。

オスの付いている50頭の群れを最初に狙います。ケニアの動物保護区で捕獲する様な感じで鹿を少し遠巻きに追い越し、やがて進路を遮る様に接近し、ここぞと言う所で車を止めて車外に出て装填、ランニング射撃。距離は150mから200mに掛けてが多くなります。
群れのボスに対して被弾はあったのですが結局は未回収。

続いて次の群れを追い掛けます。今度は10頭のメスです。100~150mのランニング射撃でこれから2頭を頂きました。更にメス50頭の群れに追い付きました。これも同じ程度のランニング射撃、これからも2頭を頂きました。

最初のオス付き50頭の群れが分散して30頭になったのに追い付きました。これから3頭、
更にこれが分散した10頭前後の群れに追い付きここからまた1頭を頂きました。

最後はオス付きの50頭の群れです。距離は100m程度まで追い付いたのですが方向が悪くて撃てません。1km程並走が続きます。
やがて森に入られてしまいましたがまだしぶとく追跡します。森の中で群れが止まりました。距離は200m。オスに弾が通る所を探し5㎝角ほどの空間に1発を撃ちました。命中。細角でしたが73cmでした。



更に夕方メス30頭の群れが出てこれから2頭を頂き、更に2つの10頭前後の群れを追跡中に深雪に飛び込みスタックしてしまいました。
追跡猟はこの様に男の心を熱くする狩猟法ですが、対象はベテラン生徒又は会員のみを対象としております。

1月17日:7チャンスから4頭捕獲。
朝は大物渡りの場所に掛けました。この大雪の後1週間程だけそのルートを大物の群れが移動します。昨日の大堂の後ですから可能性はかなりあります。
1回目は居ません。15分後再度行きますと木の陰にメス5~6頭を連れたボスが居ます。
距離100m、弾の通り道を見極めて必殺弾を送ります。成功です。その場に倒れました。仏角の74cmでした。


夕方は海岸地区の笹原に出ると予測しました。結果は30頭前後の群れが二つ、10頭ほどの群れが一つ出ました。S君も昨日の大フィーバーで弾を予想以上に使い、私は12月のフィーバーで弾を使い過ぎ、今回は1頭だけを捕獲、残りは見送る事になりました。

1月18日:2チャンスから1頭、78㎝。
朝1番は昨日と同様大物渡りの場所です。当番射手T君が大物を仕留めました。
銃はマーリンレバーアクション、口径は410ゲージです。

林道を渡ろうとしている所を400m手前で発見、それを遮る様な位置に車を止めました。鹿は森に戻り100mほど奥に入った所で立ち止まりました。私が停車するやいなやT君はすでにこれを予測してすでに道路外に出ており、発砲準備も速やかに完了、短時間の照準の後に発砲、弾は木々の間を無事に通り抜け見事命中となりました。角長は78cmでした。
しかしその後のPMは出会いがありませんでした。


  大物捕獲でぜひ本人をアピールしたいと実名でデビューする事になりました。高瀬と言います。
  まだ10年に満たず経験6年の散弾銃です。今後も時々顔を出すかと思いますが皆さんどうぞよろしく。

1月19日:7チャンスから2頭。
朝1番は出会いが全くありません。天候は超快晴、根室の夏は晴れる日が極端に少ないのですが冬は反対に晴天日が多いのがこの地の特徴です。

快晴の日の鹿の引き上げは早く、朝1番の出会いはかなり少な目になります。また夕方の合法時間内に出会える事も少な目です。
ただ幸な事にそれは均等にではなく朝の引き上げが非常に早い日の夕方には合法時間内のチャンスが増えます。反対に朝の出会いがあった時は夕方の出会いはありません。

朝早くに引き上げた日の日中は11時または13時前後に日向ぼっこを兼ねた採食に出て来ます。1度撃たれると近くに居るかなりの鹿はあそこは撃たれるを理解しますので獲れなくなります。

しかしだから獲れないのではなく、そこは可能性が無くなる=他の所に移動する=その移動先を予測できれば獲れるになるのです。
と言う事で本日は11時頃日向ぼっこに出かける鹿7頭の群れに出会い、まず150mで1頭、3km追い掛けてそこで200mランニングで1頭、更に2km追い掛けてそこでもう1度200m
ランニング射撃、これは残念ながら未回収に終わりました。

夕方の出会いは比較的あり、75cm級を300mで撃つ機会がありましたが、残念ながら未回収でした。それ以外にも2回程出会いがありましたが上手くアプローチ出来ませんでした。

1月20日:7チャンスから2頭。モンゴル丘300mランニング決まる。
この所のモンゴル丘は2回連続で空振り、本日は3回目です。たぶんここに居ると言う場所で待機すること数分、メス1頭が動きました。よく見ると周りにもう2頭が居ます。

沢から出た所の250mでまず1頭、次いで走る2頭に300mランニング射撃です。2頭目はすぐに倒れ、3頭目は結局被弾は確認出来ましたが未回収になってしまいました。
3発3中は射撃距離を考えると一応満足です。

PMは15時頃オス6頭、それも筆頭は85cm級かと思われる群れを500m先に見付けました。アプローチ中の逃げ出し、結果としてどちらに逃げたか考えていた数秒が不足し今一つの所で発砲に至りませんでした。

更なる大物オスを求めている内にメス数頭の群れが3つ出ましたが、これらはパス、結果としましてそれ以後大物を発見出来ませんでした。

1月21日86cmと76cmを捕獲。
朝1番、このところ当たりが続いている大物渡りルートです。このルートも数年前に比べると500m程ずれた場所になって来ました。現地に着き、間もなくすると大物85cm級3頭、中型オス4頭、メス10頭余の3つ、群れが渡って来ました。

相手がこちらに気が付いた距離は100m強、歴戦の大物らしく、銃を向けるとすぐに近くの木に隠れます。その度にこちらも少し動きやっと弾の通りそうな所を見付けた頃、また動いて次の木に陰に隠れます。その内に濃いブッシュと大きな木が複数ある所に隠れて動かなくなりました。距離は150mになってしまいました。

やっと弾が通りそうな5cm幅の向こうにはショルダーの急所が見えました。他の急所はおろか全体スタイルも殆ど見えません。Kさんは良く狙い発射、弾は幸い木に喰われる事も無く急所を直撃、大物鹿はその場に倒れました。

まだもう一つの渡りの場所がありますので、とりあえず獲物はそのままにしてすぐに次の場所に急行します。 と・・居ました75~80cmの大物4頭が400m強にすでに来ています。急行して正解でした。

150mまでアプローチし銃を構えようとしたその直前に鹿は走り出しました。すぐに見えなくなってしまう場所ですからチャンスは1発しかありません。幸いにこの弾は上手くショルダーのポイントに命中した様に見えましたが、その場には倒れません。次弾を装填しすぐに銃を構えますがやはり間に合わず逃げられたかに見えました。

追跡して見ると驚いた事にたった20mの所に倒れておりました。普通ですとあのポイントに命中すればその場に倒れます。もし良いポイントに命中せずに走られた場合は50m以内に倒れる大物はまずありません。命中して20m先までまともに走ってそこで死んでいると言うパターンは初めてでした。

回収して計測して見ますと最初の鹿は残念ながら片方の角の先が潰れていましたが何と86cmの文句無しの超大物です。
2番目の鹿は長さが78cmながら太さと開きで超大物の雰囲気たっぷりです。


 左は超大物雰囲気の78cmとT君こと高瀬さん、右86cmとKさんこと加藤さん。Kさんはもう根室の
 大ベテラン、愛車はランクル77です。本日は久しぶりに良い勝負が出来ました。

PMは勇んで出掛けましたが出会いはゼロに終わりました。
しかし今回捕獲した86cmで驚いた事が2つございます。一つは頭がい骨の厚さ、今までで1番厚い頭蓋骨で1.5㎝もありました。2つ目はそれ程の大物でしかもこの餌が不足する時期にあってもケツの死亡が3cmもあった事でしかもそれは若い鹿の様な綺麗な脂肪でした。

1月22日:10チャンスから4頭捕獲。
昨日は大物2頭の捕獲で上手く行きましたが出会い数自体はたった2回ですから最悪レベルでした。最悪の後には良い日が来るのが一般的です。

本日の出会いはAM4回、PM6回もありました。特にPMの最後には大物の群れも出で来て400mの距離に80cm級が4頭出ました。残念ながらそこは距離を短縮出来ませんのでそのまま撃ちました(普段は撃たずに再会を約束するデート猟になるのですが、明日で最後ですからマグレ期待で撃ちました。)が、失中に終わりました。

更に数km先では75cm級4頭が250mに出ていました。撃ちましたが未回収となりました。どうもやる気が空回りしている様です。捕獲4頭はすべてメスです。

1月23日80cm捕獲、再び大フィーバー。

       海岸地区の80cmの超大物。3頭の群れから250mランニングに移行する直前を捕獲。

本日はベース引き上げの日、残念ながら朝1番だけの狩猟です。
昨日夕方に大物オスの群れを見掛けた場所の隣に来ました。80cm級250mに3頭がおりました。射撃寸前に動きましたが、その動いた方向にすかさず銃を振りながら目標を見ずに撃つスイングスタート射法が成功しその場に倒れました。角長は80cmでした。

場所は海が見える丘、我々が何時も行くモンゴル丘の延長で15km程離れた所にあります。
牧草地が雪に覆われると餌は笹がメインになります。当初は森林内の笹がメインですが、1ケ月もするとそれは無くなりそれ以後はこう言った海岸地区の笹原が我々の戦場のメインになります。

本日の狩猟はこれで終わり、ベースの片付けをして10時頃白崎牧場を出発し旭川に向かいましたが、驚いた事に先週に続き本日も鹿移動の大フィーバーが起こっていました。
1時間程の間に見掛けた鹿の群れは12~15回、多過ぎて記憶が整理出来ません。
最大の群れは50~60頭でした。30頭前後の群れが比較的多く、この1時間で見た鹿の数は400頭前後になるかと思います。

群れの構造は母親が中心となり、その娘達の子供も含めた5~12頭が一つの群れとなり、移動が始まるにつれ徐々に合流して来るようです。


     やがて鹿は5~10頭の群れごとに走り始めます。


     これで約20頭、群れ全体の30%程度です。


  後方から見た群れ。この時は群れが3つに分かれその1つです。85cm級1頭と75cm級2頭が居ます。

イヤ~ 良い写真が撮れました。こんな群れを追い掛けながら狩猟をするのが根室の狩猟です。この興奮がワクワク感が伝わりましたでしょうか?
この場面では150m級のランニング射撃がメインになります。群れの走った方向に先回りする事もあり、一つの群れを数度射撃出来る事もあります。

鹿の日常は餌を食べる場所と隠れる場所の間を朝夕に短距離移動するのみですが、餌が無くなると大移動します。移動が始まる日は一斉に鹿が動きます。

近年の根室の牧草地では止まっている鹿をじっくり狙って撃つ事は難しくなりました。
これ以外にも林間コースもあり、この時は50~100mの射撃距離になります。林間コースに於いても許容される照準時間は毎年短くなる一方です。

こんな群れが1日に10回以上見れて、追い掛けて射撃出来るのが根室フィーバーです。
これが少なくとも12月に1回と1月に2回ありました。共に10日弱しか滞在してませんから皆さんにも十分可能性はあります。

これが根室猟の最大の魅力です。
ぜひ皆様もランニング射撃を練習の上ご参加ください。

動物は動く物と書きます。止まっている物しか撃てない様では片手落ちなのです


  


Posted by little-ken  at 20:13スクールの記録

2010年12月23日

12月根室クリスマス猟のまとめ。

クリスマス猟のまとめ
実猟7.5日、出会い数74回、捕獲36頭、失中12回、未回収17回、発砲に至らず9回、パス0回となりました。
出会いの平均値は前代未聞の9.9回/日、捕獲平均値も同様に前代未聞の4.8頭/日となりました。

捕獲の内分けは次の通りです。
80cm以上の超大物率:8.4%70cm以上の大物率:22.23%、3段角以上の率:36.1%、
オス率:58.5% でした。またチャンス数に対しては48.6%となりました。

本年の特徴はクリスマス新雪フィーバーの真只中で猟が行えた事です。私が根室を訪れる数日前までK会員がずっと狩猟を続けておりましたが、捕獲ゼロ所か出会いゼロの日が続き、予定を1週間早めて帰ってしまいしまった程です。予定通り狩猟していれば新雪フィーバーに会えたのに残念ですね。

この所、出会い数も捕獲数も多少向上しておりますが、今回の画期的な数値はこの親切フィーバーに続いて1~3日ごとに大きな低気圧が根室半島の南方を通過すると言う過去にない気象条件でした。過去に無い天候に出会い数も捕獲数も過去にないほど恵まれました。

80㎝以上の超大物3頭、70cm級大物5頭と正味7.5日の実猟を考えるとほぼ連日大物以上が獲れた事になります。特にモンゴル丘からは超団体こそ出ませんでしたが連日4日に渡り楽しませてくれました。特に4日目の出会いは30分足らずの間に5回も射撃出来ました。強風で照準が定まらなかったり、遠射の弾が風に流されたりで捕獲こそ1頭に留まりましたが、モンゴル丘の快挙の一つに書き加えられると思います。

年末の忙しい時期で出猟し難いのは分かりますが、この素晴らしさ&感動をスクールの生徒&読者の皆さんに分けてあげたい、強く強く思います。

正月猟は1月15日頃~25日頃まで行います。根室の伝説級の出会いは殆どこの正月猟で起こっております。宜しければ新しい伝説造りに参加下さい

2月猟は中止、3月猟は検討中です。


ハンティングスクールの近況:http://huntingschool.militaryblog.jp
スクール概要紹介     :http://schoolgaiyo.militaryblog.jp/ 
申し込みと準備      :http://seiyakusho.militaryblog.jp/ 
予約カレンダー      :http://calendar.militaryblog.jp/ 
狩猟大全集入門編(52頁)公開:http://shuryoudaizenshu.militaryblog.jp/


根室と紋別シカの大きさ比べ。

左が根室の80cm、右は紋別の81cmです。
根室の鹿の方が角が同サイズであれば20%位は大きいと思っていますが、ちょうど大きさが似ているのが捕獲されましたので私の身長が同じ位になる様に並べてみました。

もちろん写真は写し方によってかなり違い、鹿にも個体差があります。写真で見るとやはり根室の方が10%くらい大きく見えます。

但し根室の大物はこれで終わりません。牧草が栄養豊富な根室では80cmオーバーはそれほど珍しくありませんが、紋別ではほぼ80cmが限界数値です。
体重は時期の違いも有り調節比較は出来ませんが共に130kgでほぼ同等でした。多分時期が同じなら根室が20%位体重も上だと思っています。


個人的な小さな出来事ですが、おかげ様でこの2010年12月19日に個人累計捕獲数が1000頭に達しました。クリスマス猟の猟果を合わせますと個人累計が1018頭となりました。  


Posted by little-ken  at 09:05スクールの記録

2010年12月16日

2.根室クリスマススクール

12月13日:旭川から根室に移動、別海で超大物2チャンス、捕獲ならず。
本年の根室は今まで暖かく積雪は全くありません。その為鹿の移動も無く、場慣れした鹿ばかりとなり、この1週間ほど猟をしていた白崎牧場会員は全くの不猟と言う事であった。
私が根室に向かう日は記録的な雨が降った翌日であった。

その為天候回復が待ち遠しかった鹿がずいぶん出て来ました。最初の群れは80cm級オスを含むオスばかり6頭の群れ、これに200mから射撃しました。結果は未回収。

次はこれまた80cm級オスを含む12頭のオスばかりの群れが500m先に居ます。この時期になるとオスばかり群れを組む様になりますのでこの様な大きな群れも見かける事があります。結果は上手くアプローチ出来ませんでした。
この2回で時間切れとなりましたが、その後も随分沢山の群れが牧草畑に出ていました。

12月15日:9チャンスから76cmとメス1頭を捕獲
その後冷え込んで積雪が5mmになりました。初めての積雪で鹿はパニック、途端に出会いが多くなりました。出会いは多い物の久しぶりの射撃は絶不調。

80cm級オスを含む群れ又は単独に4回も出会いがありました。未回収、発砲に至らず、失中が各1回、捕獲は夕方の76cm1頭のみとなりました。

                          76cmの太角。

12月16日:11チャンスから60cm級オス1頭、メス3頭を捕獲。
本日も80cm級に2回の出会いがありました。まだ移動して来た新しい群れではない為に照準時間を与えてくれません。300mは失中、200mは未回収となってしまいました。未回収は明日のカラスのお告げ待ちです。

本日は群れがかなり動いた様です。群れとの出会いが4回、それ以外にも遠くを走る群れを2回見ました。今の群れはまだ10頭前後が多く、1度だけ20頭の群れが居ました。
ランニングも2回チャンスがありましたが命中しません。70cm級大物数頭の群れも3回出会いがありました。

捕獲にはあまり結び付きませんが、大物の群れとの出会い、メスの群れともかなりの回数の出会い、あまりぱっとしませんが本年のクリスマス積雪による大量出会いはすでに始まっている様です。

12月17日:7チャンスから4頭、モンゴル丘からは85~80cm級が6頭飛び出し83cm捕獲
天気予報は嘘つき、朝起きてビックリです。何と20cmの積雪です。
積雪が多過ぎて朝は群れが動いていません。メス3頭の群れに1度であっただけ、この中から1頭を頂きました。

夜中の雪がやんでいる時に多少群れが動いた様です。あわよくばモンゴル丘に新しい群れが入っているかも知れないと行ってみました。
1km位手前でかなり大きなオスが少なくとも1頭は居るのを発見しました。

車を200m位手前に止め、徒歩で隠密接近します。鹿の居るのは谷である為に多分相当近くになってから鹿が飛び出しランニングショットになると思われます。
鹿の居ると思うポイントまで50m位になりました。まだ飛び出しません。

と思った次の瞬間、出ました。6頭も飛び出しますのでびっくりしてしまいます。それも85~80cmばかり、正確に言えば1頭だけ75cm位です。
狙いは当然1番デカイ奴、先頭です。2発撃ち当っていると思うのですが止まりません。

やがて射撃が出来なくなりましたのでNO.2に目標を替えます。後ろから2番目の奴です。これは3発で倒れました。やがて遠くの丘のトップに3頭が立っています。6頭いて1頭は倒れていますから2頭は違う方向に逃げた様です。

倒れた鹿を計測しました所83cmでした。そうしますとNO.1は85cm以上であったと思われます。惜しい事をしました。更にPMは2頭を捕獲出来ました。
明日はまた積雪がある様です。


本日のモンゴル丘は久しぶりの良い出会いでした。読者のみなさんや我スクールの生徒さんにもこの様な素晴らしいチャンスの時にお越し頂きたいと思っています。
根室で狩猟をする場合は次の3種の射撃をマスターしておくと良いと思います。

1番目は素早い照準、スコープの中心で捉えられるのは言うまでありませんが、肩付けしてからスコープを覗くのではなく、根室の鹿はかなり場馴れしていますから全てが同時に行える様な照準が必要です。2番目は300m射撃、3番目はランニング射撃です。

                   6頭群れのNO.2であった83cmの超大物。

12月18日:5チャンスから2頭、PMはブリザードで出猟せず。
天候悪化の前日は鹿が良く動きます。昨日に次いでですが本日もモンゴル丘には群れが入っていると予測しました。モンゴル丘は素晴らしい所です。行ってみると昨日ほどの大物の群れではありませんが70cm~カニ角の5頭の群れが飛び出しました。

昨日の成功の話に魅せられて本日はS君も参加しています。2人で150mランニングを撃ち続けます。1頭のカニ角はその場でコケました。1番大きなのを狙って撃ったのですがその瞬間にカニ角がかぶったのです。もう1頭も100m位走って倒れました。

                  角は60cm弱でも根室尾の鹿の体は大物の貫録です。

12月19日:何と18チャンスから10頭捕獲。81cm&78cm捕獲、累計1000頭を達成
新雪の追加が更に20cm、クリスマス新雪フィーバーも最高潮になりました。本日は日曜日でS君に他にT君も応援に来てくれました。これで回収や解体の心配をあまりせずに済みます。

流石に3日連続のモンゴル丘には居ませんでしたが、その隣の白崎牧場奥からは85~80cm級3頭が飛び出しました。立ち木が邪魔で撃てません。追跡する事約1km、ずっと森の中を走っています。もうダメかと思っていた所、鹿が突然森の切れ目で立ち止まりました。距離は約300m、ボンネット射撃を試みます。

左側が1番デカイと思うのですが正面を向いており撃ち難く、真横を向いている中央のNO.2を狙う事にしました。イイ感じで引き金が落ちました。その場で倒れた様です。
残りの群れを更に追跡しますが、巻かれてしまいました。計測しますと81cmでした。

                モンゴル丘から81cmを300mで捕獲、これが累計1000頭目となった。

それ以外にも80cm級の群れ6頭が出ましたが、これも追跡しきれませんでした。また別の場所でも85cm級2頭、75cm級4頭、新雪フィーバーになりますとなぜか何時も大物オスの群ればかりになります。本日も大物オスの群れだけでも4回もありました。

他に78cm単独が何と150mで寝ており捕獲、73cm単独が立っており150mで命中させました。他にも本日は寝ていた鹿を発見する事が多く5回もありました。恐らく夜の間にたくさん移動して疲れていたのではないかと思います。

               白崎牧場で寝ていた78cmを捕獲。

実は過去にもこう言ったバカ獲れの日はあったのですが、かなり控え目の数字でブログを書いていました。しかし、それでも1部の方、或いはかなりの方がそんなに簡単に大量捕獲が出来る筈がないと信じてもらえませんでした。今回の数値は本当に実際の数字です。

信じる信じないは勝手にどうぞ。本当かなあと思われる方は是非1度スクールにお越し下さい。レベルの低い方は信じる事が出来ないでしょうが、来れば根室の素晴らしさと御自分の至らなさの両方を痛感される事でしょう。

本日の捕獲はその他色々な場所で合計10頭捕獲となり、過去最高記録に並びました。3人でも回収と解体に非常に忙しい1日となりました。明日も新雪フィーバーは続きそうです。

11月20日:AMだけで6チャンス、しかし捕獲は1頭。PMは豪雨で出猟せず。
新雪フィーバーは本日もまだ続き、朝1番は80cm級がメス4頭を連れていた群れに150mで出会いました。銃を向ける前からもう走り出しました。ランニング射撃は命中した物の結果は未回収、カラスのお告げ待ちです。

モンゴル丘の入り口で80cm級単独が飛び出しました。100~150mですから本来はそれほど難しくはありません。しかし強風で体が揺れて結局全弾失中となってしまいました。300m強で立ち止まり振り返っています。1発込めてボンネット射撃で撃ちました。感触は悪くなかったのですが弾は風に流されたのか命中しませんでした。

更にモンゴル丘の奥の沢からは80cm級と70cm級角1頭が飛び出し別々の方向に逃げ出しました。当然大きい方を射撃します。250mで立ち止まりました。射撃しますが風にあおられて命中しません。ランニングも命中しません。そこで追い掛ける事にしました。
モンゴル丘の反対エンド近くで追い付き100~150mでランニング射撃をしますが、やはり風にあおられて照準が定まらず失中しました。

もう終わりかと見ると又奥の沢に9頭の群れが入ろうとしています。再び愛車はモンゴル丘を疾走します。射撃ポジションに着く直前に鹿は走り出しました。見るとカニ角が1頭います。これに全弾集中射撃をしますと50mほど走ってコケました。

そのコケたカニ角の場所に行きますと驚いた事に又メス3頭の群れが近くから飛び出しました。そのつもりもありませんので銃は車に残したままになっており、急いで銃を取り射撃しますがこの頃は200mランニング射撃になっており命中しませんでした。

と言う事で本日はAMだけで6チャンス、弾をたくさんたくさん使いました。
こんな日ばかりですとあっという間に弾切れになってしまいます。

11月21日:7チャンスから4頭捕獲。78cm捕獲
前日の暴風雨は夕方に終わってしまった為、夜中には鹿さんの大運動会があったと思われます。月は満月ですから明け方の引き上げも相当早く、AMの出会いはメスが2回あっただけでした。クリスマス新雪フィーバーはもう終わってしまった様です。

一方夕方はその対極が出たのかそれとも本日が月食だからなのか、はたまた翌日にブリザードが近くなったのか分かりませんが、大物オスもメスの群れも遥か射程外の物まで含めますとベラボーな回数を見ました。

夕方、ぎりぎりの時間に80cmと70cmのオスが出ました。
150mで射撃命中しましたが、走られて未回収になってしましたが、翌日200m離れた所で発見され回収されました。太い角の鹿で計測するとジャスト78cmでした。回収が遅れた為にオオワシのケツの部分を食われてしまいました。

12月22日:9チャンスから7頭の捕獲。80cmを捕獲
本日はAMに出会いが非常に多くありました。本日夜からのブリザードの為と思われます。
朝1番、80cmの大物2頭が300mに居ました。初弾命中、100m走り止まりました。
距離は横に走っただけですからそれほど変わりません。そこで第2弾射撃、命中、良い弾着音が帰って来ます。斑点が少し残っている珍しい毛色をしています。80cmでした。

10時頃、群れが動きました。6頭の群れを150mランニング射撃、3頭を捕獲しました。
30頭の群れが200m先を走っていましたが方向が悪く射撃出来ません。射撃場所を換え様としましたが間に合いませんでした。
それ以外にも3~4頭の群れから1頭ずつを頂く等で合計7頭の捕獲になりました。


                左21日150mで捕獲の78cm、右22日300mで捕獲の80cm。

12月23日:出猟出来ず。
本日でクリスマス猟も最後ですが、残念ながらブリザードで出猟はありません。

クリスマス猟のまとめ
実猟7.5日、出会い数74回、捕獲36頭、失中12回、未回収17回、発砲に至らず9回、パス0回となりました。
出会いの平均値は前代未聞の9.9回/日、捕獲平均値も同様に前代未聞の4.8頭/日となりました。


  


Posted by little-ken  at 21:26スクールの記録

2010年11月23日

2010念紋別解禁猟まとめ。

紋別解禁猟まとめ
実猟21.5日、出会い数115回、捕獲52頭、失中21回、未回収15回、発砲に至らず11回、パス16回となりました。出会いの平均値は5.35回/日、捕獲の平均値は2.42頭/日となりました。

捕獲の内分けは次の通りです
捕獲52頭の内訳は80cm以上の超大物率:ゼロ%、70cm以上の大物率:15.3%3段角以上の率:46.1%、オス率:69.2% でした。またチャンス数に対しては45.2%となりました。

70㎝クラス大物の捕獲は8頭ですが、スラグ生徒2名が合計12回も外しております。これが全て捕獲されるとも言えませんが、中級者なら半分は戴けます。

チャンス数的には115回の全体チャンスの中で25回が大物、確率的には約22%、平均確率的には毎日1.2頭の大物に出会えている計算になります。
80㎝越えの超大物は根室ですが、70㎝越えの大物ならここ紋別がダントツではないのでしょうか。

射程距離は大物は100~150m、スラグにとってはやや難易度が高くなります。中~小物やメスは50~80mですから撃ち頃と言えます。50~60cmの3段角はこの撃ち頃領域にいます。根室の超大物は100~200mに居ます。


各期の内容は下記の通りでした。
第1期O生徒:解禁後間もなく雪も降り繁殖シーズンも始まって今年もまずまずかと予想されました。
        出会いは6.6回/日、数は出た物の大物は余り出ませんでした。

第2期    :キャンセルとなり我がワイフと紅葉狩りになりました。(友人の話ではかなり良かった時期との事です。)

第3期R生徒:本年はここが1番当りの週でした。出会いは7.0回/日、大物の出会いも多かったのですが生徒の経験が至らず道具もスラグと不利であった為に大物捕獲は不成功でした。

第4期は空き:大物が1番出た期でした。出会いは4.0回/日でしたが、大物を3頭も捕獲出来ました。

第5期T生徒:4組と同様の結果でした。出会いは3.5回/日と回数的にはやや不良でしたが、大物との出会いも多く
本年の最大の79cmもここで捕獲されました。

第6期も空き:出会いは4.3回/日、大物もまずまず出ました。毎年のデータからも大物狙いは4~6期が良さそうです。今年はこの間に我がハンティングベースに2度も大物の訪問がありました。

第7期    :スクールは予定されていたのですがキャンセルとなり行われませんでした。

第8期    :予約が無く廃止となりました。


全体評価。
時代が不況で業務に無理なしわ寄せが多くなった為か、高齢化(両親も含む)の為か、はた又長崎左世保以後の銃刀法改悪の為か、当初から予約も伸び悩み、更に直前のキャンセルが相次ぎました。

本年10年は3組5名、09年7組14名、08年6組12名、07年6組7名、06年6組7名、ここ何年間はずっと6組前後の参加があり参加人数もこの数年は増えておりました。
しかし本年はスクールを始めて10年近くなりますが1番寂しい年になりました。

解禁猟は7~8組の受け入れが限界でした。今まではレピーターが先に予約を押さえてしまう為に予約が非常に取り難い状態にありましたが、来年は皆さんにも予約が取れそうです。

年度別紋別スクール捕獲実績一覧表
  年度  実猟日数  チャンス数 チャンス数/日 捕獲数  捕獲数/日   備考
2010解禁  21.5 日    115回   5.4回/日   52頭   2.4頭/日 
2009解禁  29.0 日    167回   5.8回/日   60頭   2.9頭/日 羆1回出会
2008解禁  29.0 日    135回   4.7回/日   55頭   1.9頭/日 羆1回出会
2007解禁  31.5日    140回   4.4回/日   63頭   2.0頭/日 羆2頭捕獲
2006解禁  23.0日    90回     3.9回/日  40頭   1.7頭/日 羆1頭捕獲
2005解禁   18.0日    74回    4.1回/日   41頭   2.3頭/日
2004解禁  20.0日    82回    4.1回/日   36頭    1.8頭/日
2003解禁   24.0日    61回    2.5回/日  34頭   1.4頭/日

当地区の駆除は一段と激しくなり、通常牧場周辺に住み付いている鹿がハンターの前に姿を現す可能性はほぼゼロとなりました。
その為に地元ハンターや旭川から遠征してくるハンターは激減し、解禁の日の午前中はまだ居たハンターも午後には姿を消した程でした。
しかしスクールでは新たに山から降りて来る鹿のみに焦点を合わせており、結果的には昨年には及ばない物のハンターが減った為に出会い率や捕獲率は全体的に向上しております。

我がスクールでは例年並の捕獲を確保出来ておりますが、巷で聞く情報では普通のハンターは手ブラ続出との事、例年よくすれ違う顔馴染みのハンター達とは誰1人すれ違いません。ガソリンスタンドで聞くと何時も1週間以上やっているハンターも数日で全員が他の地区に逃げ出したらしいとの事です。

しかし駆除が激しくなったのは当地区に限りません。何処に行っても画期的な出会いなど今やある筈もなく、これでは本州からのハンターが来なくなってしまいます。
彼らが来なくなると北海道に取ってその損失はかなりになると思われます。

狩猟と言う本来の制度の活用をあまりせずに地元ハンターの利権の塊の様な駆除と言う特殊な世界が大手を振り過ぎている様では日本の狩猟も一段とヤバクなりそうです。

年度別紋別スクール大物捕獲比率表
年度    オス率   大物捕獲数   大物率   内超大物捕獲数  超大物率
2010解禁    69% 8頭 15.3% 0頭 0%
2009解禁    77% 11頭 18.3% 4頭 6.7%
2008解禁    75% 6頭 10.9% 2頭 3.6%
2007解禁    75% 7頭 11.3 % 1頭 1.6%
2006解禁    82% 7頭 15.9 % 0 頭 0 %
2005解禁    76% 11頭 26.0 % 2 頭 4.8%  
2004解禁    67% 10頭 25.0 % 1 頭 2.7 %  
2003解禁    91% 4頭 17.4 % 0 頭 0 %  

本年度は超大物の捕獲はありません。オス率もやや低下しております。しかし70cm級以上の大物の捕獲は例年並みの15%、更にこの大物が多数出た2時期は共にスラグ生徒で外し撒くっており、その外した大物回数は2人合計で12回にも及び、大物率としては過去最高であったと思います。なお3段角以上は全体捕獲の中の46%でした。
結論として悪くない年であったと言えると思います。

80cm以上を狙うなら根室ですが、3段角或いは70cm級大物を狙うなら絶対に紋別です。
50cm級や60cm級の3段角は小さな牧草地に出ますので射程距離は70~80mが多くなり、スラグハンターに取って適当領域の距離になると思います。

一方で紋別の大物はその出現メカニズム上から比較的大きな牧草地の中央に出ますので100~150m射撃が不可欠、スラグハンターに取って難易度が高くなります。
しかし150m射撃さえマスターすれば(ライフルならイージー距離)大物捕獲はそれほど難しくはありません。

50~60cmの3段角ならば掃いて捨てる程とは言いませんが、出会いの半分はこのクラス、そして射撃回数は毎日5回前後あり、3段角に対して毎日2.5回チャンスがある事になります。射撃が上手くない人でも10回も撃てば1~2頭の捕獲は硬いのが紋別スクールです。

北海道のエゾ鹿猟はF誌の様にフリンチング丸出しの初心者の女の子が大物を捕獲出来る確率は例えどんな名ガイドが付いても何処に行っても殆どゼロです。長い私自身の経験や大勢の生徒を見て来た結果から断言出来ます。あれは只の記念撮影です。

宜しければ本物のエゾ鹿猟の体験にお越しください。生徒数が余りにも減少すればスクールは閉鎖になります。来年は読者の皆さんに取って最後のチャンスになるかも知れません。  


Posted by little-ken  at 21:20スクールの記録

2010年11月20日

第7期

S生徒の7期がキャンセルになりました
話が急ですが代わりにお越しになりませんか?
11月20日(土)PM~11月23日(火・祭)AMです。
実習費は75%レスの25%でOKです。

11月19日:S生徒の7期がキャンセルになりました。
ブログに載せても急には誰も来ません。当然ですよね。

S生徒が7期をキャンセルした為に紋別スクールは誰も来なければ本日で本年度の行事を終了します。そんな事で本日は久しぶりのペーパーワークです。

PMには札幌から友人が訪れました。
彼はまだ大学生ですが、京都で人力車のバイトをする内に外人相手の観光ガイドの会社立ち上げを思い立ち準備中との事です。

半日間魚釣りをしました。レインボウはかなりの大物がもう少しの所でバレてしまい、捕獲はありませんでしたが、ドリーバーデンの方は22cmを筆頭に4匹を釣上げ夕食の塩焼きになりました。また夕方にはピン角1頭を仕留め、彼のお土産としました。
魚も鹿も捕獲出来て恥を掻かなくて済みました。


11月20日:魚釣りです。昨日釣れなかったレインボウに再挑戦、バカ釣れ43匹。
昨日はあんなに釣れなかったのに本日は何故かバカ釣れです。31cm、28cm、26cmと続き何と43匹ものレインボウを釣上げました。数だけでなくサイズ的にも過去最高となりました。これで今年は魚をあまり買わなくて済みそうです。

31cmのレインボウは良いファイトを見せてくれました。体側のピンクが釣り上げ時の躍動感を増してくれます。しかしどうしてこんなにも日によって釣果にバラツキが出るのかシロートの私には分かりません。なぜか1匹だけエゾ岩魚(アメマス)が釣れました。

レインボウは日本人にとってスーパーの安売りの魚でもあり、有料渓流釣りの対象魚であまり高級感はありません。しかし欧米ではサーモンに次ぐ人気の高い魚で、日本でも近年渓流釣りの対象魚として人気が急速に上がっております。この場所で釣るレインボウは完全に野性です。明日はヤマメに挑戦です。


11月21日:ヤマメは空振り、エゾ岩魚に変わってしまいました。
聞き伝えによればそこはヤマメのポイントらしかったのですが、実際に釣れたのは岩魚ばかり6匹でした。幸いに比較的大物がいて24cm&22cmを含む6匹となりました。

この1カ月でもドリーバーデンの有力ポイントの一つはレインボウに変わってしまい、もう一つのポイントは殆ど釣れなくなってしまいました。
またレインボウの有力ポイントの2つは共にあまり釣れなくなってしまい、このところ外れ続きばかりだったポイントの片方がバカ釣れ漁場に変わりました。

そう言った数々の事実からすれば、本日の2か所のエゾ岩魚のポイントも次回はどうなるか解りませんが、どちらかと言えばレインボウの1か所を除きかなり不調の季節にこれだけ釣れたのですから来シーズン大活躍する可能性はおおいにあります。

エゾ岩魚の何割かは海に下ります。そう言うのをアメマスと言い最大で1m位になります。ヤマメとサクラマスの様に色や形が変わる事は無くエゾ岩魚は寸法が大きくなるだけで川のエゾ岩魚(最大30cm)も雨マスと呼ばれる事もあります。なおアメマスも当然遡上しますので下流では相当大きな個体が釣れる可能性があります。


11月22日:紋別スクール最終日、3度目のレインボウ大漁41匹。
3日連続で温暖な超快晴、おまけに満月、鹿狩りには行きませんが、どう見ても鹿が出ない条件です。例年の今頃は本格的な積雪期になりこれは来年5月までの根雪となります。
ブリザードもごく普通の出来事になってその前後には豊猟があります。

一方魚達は水温が下がり始めますと静かな深みへと移動します。11/16&11/20のレインボウのポイントはまさにそんな条件の場所で直径約8mのほぼ円形で深さ1.5m程の溜まりです。
すでに33匹&43匹と相当な数を釣っていますが、バラした数が10匹位はありますので5匹位なら釣れるだろうと出掛けました。

投入しても余り反応がありません。流石にもう魚はそれ程居ないのではと思いましたが、色々場所を替えて行くと突然当たり始めました。再びバカ釣れです。僅か1m角の場所から41匹が釣れました。サイズも最大こそ29cmでしたが25cm前後が10匹も居ます。

これで3回の合計は117匹、重さで約12kgにもなりました。この間に増水になった時はありませんからそれだけの数がそこにいた事になります。流石にもう残りはそれほど多くは無いと思いますがまだまだ反応はありますし、バラした数も軽く10匹以上あります。
おそらく冬越えに集まった魚達が水温の上昇で食い毛を出したのが原因と思われます。

  


Posted by little-ken  at 08:26スクールの記録

2010年11月16日

第6組。

第6組も空きとなり講師単独猟です。
11月16日:7チャンスから3頭。
昨日T生徒の帰る頃から紋別はブリザードになりました。PMは出猟しましたが出会いはありませんでした。

その分が本日の朝に大量出会いがあり7か所で射撃できました。なお本日は珍しい事に超快晴です。
何時もよく出会いがある牧草地ですが、本日は素晴らしい出会いです。まず第1グループはメス6頭のハーレムです。もちろんボスは居ますがNO.2候補が2頭少し離れてにらみを利かせてます。更にその次の候補3頭が又少し離れてお互いを意識し合っています。

その左手にはメス4頭のハーレムにNO.2候補2頭が取り巻いています。更に遠方にはメス2頭に対して中型オスが1頭付いています。
どれを撃とうかもよってしまいますが、結局最初の大きな群れのボスに狙いを付けました。

配置に付きましたがまだ2分ほど時間があり、要調整です。この間に興奮度が高まって来ます。やがて時間が来ました。群れにはまだ逃げる気配がありません。人数が居れば同時に他の群れの射撃も可能ですが、本日は私一人です。

ボスは80cmをやや下廻る風格、距離は約250m、必殺の1弾は命中した物の良い場所ではありません。前足1本がぶら付いていますが猛烈な速度で走ります。ランニングも命中しません。逃げ切られてしまいました。
しかし弾を補充しながら見渡しますと250mに第3候補争いのグループが丸更残ってキョトンとこちらを見ております。この中の1頭を頂きました。

これで終わりかと見ますと遠方の3頭のグループはまだ残っています。急いで場所替えです。流石にアプローチ中に逃げだし、200mランニングでメス1頭を倒しました。

回収に時間を要しましたのでもう朝のゴールデンタイムは終わったかと思っていましたが、その後もまだありました。メス3頭が左から右に走っています。距離は約150m、命中しません。逃げ切られました。すると今度は何としたことか右から左に2頭のメスが走っています。この中から1頭を頂く事が出来ました。

チャンスの割に結果が冴えません。きっと銃に原因があると思いベースに帰って点検しますとやはりマウントビスに緩みがありました。
PMは超快晴で合法時間内の出会いは普通は期待出来ないのですが、本日はブリザード明けで多少期待しましたがやはりありませんでした。

超快晴で気持ちが良いのでレインボウ釣りをする事にしました。


27cm2匹を筆頭に並び切れない程の33匹のレインボウの大漁となりました。

11月17日:3チャンスから2頭捕獲、72cmがベースを訪問してくれました。
昨日朝にベース近くでオスがコールしていました。これは期待出来ると本日朝1番の狩猟場所はベース前です。
天候もチラ雪の曇りで悪くありません。見るとやはり居ます。4頭のメスのハーレムです。NO.2は居ません。

時間調整の後、150mで必殺弾、命中です。やはり昨日の不調はビスの緩みが原因だった様です。計測すると72cm、最近のボスは小さくなりました。以前のボスはまず80cm前後でNO.2が75cm前後でありましたが、今年はボスでも75cmに至りません。

この場所はベースから500m、本年10月末にO生徒はここで75cm級を失中しています。
11月11日には2番目の訪問者である75cmに次いで本年度3頭目の訪問者です。
紋別ベースは本当に玄関先で狩猟が可能なのです。朝玄関を出る瞬間から臨戦態勢です。

PMはブッシュ越しにメスを発見し150mから射撃しましたが、ブッシュに弾を食われ良い所に当たらず、未回収となってしまいました。


後方に見える屋根がハンティングベースです。





  


Posted by little-ken  at 18:45スクールの記録

2010年11月16日

解禁第5組、T生徒

解禁第5組、T生徒:4日間14チャンスから5頭捕獲。

11月11日PM:2チャンスから1頭捕獲。
T生徒は到着早々75cmの大物と対面、記念撮影となりました。
デビュー2年目のT生徒は昨シーズン12チャンスから2頭を捕獲とやや冴えない結果でしたが、本年は到着早々メス1頭を20mの距離でクリーンヒット、幸先良好です。
もう1チャンスは150mの遠射に挑戦、これは失中に終わりました。

この写真は近々にT生徒の物に変わる予定です。

11月12日:3チャンスから2頭捕獲。
65cm級オスを80mで撃ちました。命中した物の倒れず未回収となってしまいました。
次いで55cmオスをこれも20mでクリーンヒット、昨日に次いでのド至近距離の出会いとツイています。

11月13日:3チャンスから2頭捕獲、79cmが捕獲されました
T生徒の更なる特筆は50mのランニング中のメスに対しても命中した事です。流石にその場には倒れず逃げました。しかし講師が行き先をブロックし、鹿はどうしようか逃げ場を失っている状態にT生徒が追い付き止め矢を撃ちました。
次いでメスを15mでヒット、昨日に次いでのド至近距離の出会い、これほどのド至近距離で3回も射撃出来る事は稀です。

3チャンス目は夕方制限時間ぎりぎりに150mで80cm級に出会いました。メス4頭のボスで近くには70cm級のNO.2も見えました。これはT生徒の射撃ではまず逃げられてしまう為、講師が代わって撃ちました。1発でショルダーポイントを撃ち抜き倒れましたと行きたかったのですが結果は今にも倒れそうですが倒れません。ランニングも命中した物の倒れませんでした。

出血痕があり追跡しますと200mほど走った笹の中に倒れておりました。明るければこの程度の追跡は短時間で終わるのですが、元々かなり暗い日であった為に捜索は予想外に難航し見付けた時には真っ暗になってしまいました。



11月14日:4チャンスがありましたが捕獲はゼロに終わりました。
60cm級が70mに居ました。命中した物のまたもや未回収となってしまいました。

2番目のチャンスが今回の中でも1番残念でした。それは70cm級オス3頭が順位決定の睨み合いをしているのに遭遇、80mで射撃チャンスを得ました。
T生徒が1発撃ったら講師も飛び出しランニング射撃をし、あわよくば2頭を捕獲する予定でしたが、結果は次の通りとなりました。

通常の必要量の照準時間は十分にあったのですが慎重を期し過ぎ、まさに発砲直前に走られてしまいました。もう1度立ち止まるかも知れないと言う期待も破れ、結局又とないチャンスを見送り三振になってしまい無念の極みとなりました。

3番目は120mのメスに失中、4番目は70cm級のオスに60mで射撃、命中した物のまたもや未回収となってしまいました。これも含めた3回ともカラスのお告げはありませんでした。

11月15日:2チャンスがありましたが捕獲はまたもやゼロとなりました。
本命の手前にメスが50mで居ました。これを撃つと本命に逃げられる恐れがありパス。

そして本命の場所です。予想通り75cm級2頭が睨み合いをしています。大きい方はこちらも向き、やや小さい方が横を向いている為、これを目標に指示、距離は110mです。
十分な照準時間があったのですが、残念ながら失中となりました。

これでT生徒の4日間の実習は終わり、数値上は14チャンスから5頭捕獲となりますが、前半の順調な捕獲に対し、後半は残念な思いの連続となりました。

最も良い70cm級3頭に80mで照準時間があったにも拘らず射撃が出来なかった事、中型オス3回に対し共に100mをかなり切った射撃でありながらその全てが未回収となってしまった事、そして75cm級2頭に対し110mで失中してしまった事、対策は来シーズンに対する宿題となりました。

なお、同じ4日間でしかもスラグとライバルのR生徒の捕獲頭数と2倍の開きがありますが、悔しい思いも2倍、これはほぼ出会い数も2倍でこれに比例しております。
R生徒の週が良過ぎただけで、T生徒の週も平均より出会い数がやや少なかったもののそれほど悪い内容ではありません。

  


Posted by little-ken  at 18:34スクールの記録

2010年11月08日

解禁第4組

解禁第4組は空きとなり講師の単独猟です。

11月8日:チャンスから2頭、77cmを捕獲しました。
AMだけの出猟、PMは雨、これ位ならむしろ出会いは増えると思いますがたまっているペーパーワークをする事にしました。

昨日の雨で又少し新しい群れが降りて来ました。約100mに60cm級が角を付き合わせています。その奥には75~80cmと思われる大物が150m強で我ここにありをやっております。
更の奥には70cm級2頭がそれぞれ100m位の間隔を置いています。

まだ合法時間までに10分程あり、配置に付いて時間調整です。この場所では何時も早朝に群れが居ますが、最後の10分前に居なくなってしまうのが普通です。しかし本日は新しいおめでたい群れと見えてメスとボスだけは引き上げましたが、NO.2とその他の取り巻は時間までほぼそのままで居てくれました。

さて時間となりました。狙うは当然ショルダーの即倒ポイントです。発射、予定通りの弾着音がしてNO.2はその場にひっくり返りました。手足がしびれていますから起き上がる事は無いと思います。手前で角を付き合わせていた60cm級2頭は楽勝ランニング射撃出来そうですが、定数違反となってしまいますので見送ります。

計測すると77cm、肉は硬そうですから缶詰め加工にまわす事にしました。
その後も60cm級出会いが150mでありましたがパス、その後メス1頭を200mで捕獲して本日は終了です。


11月9日:4チャンスから2頭。

白鳥とオオワシが渡って来ました。白鳥は賑やかに鳴きながら編隊を組んで飛んでいます。

朝1番は珍しくメス6頭のハーレムに出会いました。注目のボスはと言うと何と60cm級、結果はパスとなりました。その内にボスが入れ替わり、その時にメスを必要以上に過敏にさせない為の処置です。

夕方は缶詰め工場に肉を届けるついでに遠征しました。駆除が行き届いているらしく、定刻の30分前になっても1頭も姿を見せません。
多分最後の10分が決め手になると思い、山裾に近い大きな牧草地に狙いを付けました。
予想通り定刻5分前にNO.2が出勤です。牧草地の中央に行く前に出会う事が出来ましたが、多分距離が近いが故に走る事が予想されます。

銃を向けるが早いか走り出しました。距離は100mです。初弾命中、倒れそうで倒れません、2発目発射、命中、倒れるかと思いきや鹿は猛然と走り始めました。
視界外れ寸前に足がヨタリ始めた様に見えました。その方向に車を廻しますと目前に倒れています。結局走った距離は約30m、無事回収です。角は抜群に太く、体もトップクラスなのですが、角長は大きく見えましたが74cmに留まりました。


話が決まるかどうかは分かりませんが、フジテレビから取材の問い合わせがありました。

11月10日:5チャンスから1頭、
75cm級の100mランニングは未回収、200mのメス失中、ピンオス100mはアプローチに失敗、更にメス6頭のハーレムボスが300mに居ましたがこれもアプローチに失敗と優れない記録ラッシュとなりました。
やっとこさで2才オス50mは命中、本日ゼロ頭を免れました。

11月11日AM:4チャンスから捕獲3頭。記録更新最短距離。
何とベースから100mの距離にしかも75cmの大物が訪問してくれました。その位置のままでは道路方向の発砲となってしまいますので結局はそっと圧力を掛けて移動して頂き100mで発砲、命中となりました。
これは過去10年間で1番ベースから近くで捕獲された鹿となりました。(写真は第5組のT生徒側のコーナーに載せました。)
他のメス2頭を捕獲、昨日の不調は一掃されました。PMからはT生徒が合流します。

  


Posted by little-ken  at 17:24スクールの記録

2010年11月08日

解禁第3組R生徒

R生徒:4日間28チャンスから10頭捕獲

1昨年デビューのR生徒は中型オスに連続失中の宿題を頂きました。
本年は見事そのテーマを克服し、中型オス5頭を始めとする10頭の捕獲となりました。

11月3日:2チャンスから2頭捕獲。
到着早々2チャンスから2頭をゲット、まずは手慣らし的に30mのメスを1発クリーンヒット。続いて80mで50cm級オスに対してもクリーンヒット。

一昨年は仕事の都合で出猟出来ませんでしたが、だてに1年を過ごしたのではない事を到着早々証明しました。

11月4日:6チャンスから3頭をゲット。
100m級2回は失中するも80m以下はヒットが続き、60cm級の3段角もゲット出来ました。

11月5日:7チャンスから何と4頭をゲット。
50m級メスを立て続けに3頭捕獲。もはやメスや小物は無敵となりました。
中型オスの中では最大の60cm弱の3段角を60mで捕獲しました。

また渓流釣りでは数は出なかった物の例年よりかなり大き目の22cmを筆頭にドリーバーデンを18匹ゲット出来ました。





11月6日:親切も少しありなんと出会いが9チャンスもあり、2頭をゲット。
65cm級に射撃し、ヒットしましたが逃げられそうになり、講師が支援射撃を加えましたが、残念な事に行き耐えたのは大きな川の中で回収不能となりました。

また道路横断中の75cm級に遭遇、すぐさまアプローチしました。50mで射撃、所が何と不発、急いで弾を入れ替えたものの心がアセリ状態になり、ヒットした物の未回収。カラスのお告げもありませんでした。

中型オスにはもう飽き足りた為、もっと大きな獲物を求めてPMは少し遠征しました。
結果は100mで65cm級オスと何と憧れの80cm級に失中、至らなさを痛感する事になりました。

11月7日:75cm級続出、しかし失中も続出、捕獲はゼロ頭。
とうとう最終日になってしまいました。本日はAMだけの出猟です。
60cm級1回と75cm級の出会いが何と3回もありました。射撃距離はやや遠めの120~150m。

しかし銃と弾の精度からすれば十分ヒット出来る距離です。本人の射撃精度からしてみてもクリーンヒットは無理としても十分に急所付近には当てられる距離ですが、結果は惨敗、これが来年度に向けての宿題となりました。

捕獲10頭はもちろん立派な数値ですが失中も10回、未回収が2回、ミス12回の半分は大物ですから残念な気持ちもたくさん体験出来たと思います。これらに対する対策が来年度に向けての宿題となりました。

75cm級は群れのNO.2、雌の群れが去ってから大きな牧草地の中央に我ここに有りを宣言しています。従ってこのNO.2以上を捕獲する為の絶対条件として100~150m級射撃は避けて通れないテーマなのであります。

更に大物に迫力負けしない肝も必要となります。また大物は狩猟経験も当然積んでおりますのでこちら側も通常より少し速く撃たなくてはかわされてしまう可能性が高くなります。この3つをクリアして初めて大物や超大物の世界に到達出来るのです。
実質2年で中型オスまでクリアしたR生徒の次回のテーマはこの3点です。1年で1点ずつは必ずクリア出来ると思いますが、どれを取っても簡単なテーマではありません。

  


Posted by little-ken  at 17:21スクールの記録

2010年11月08日

解禁第2組。

解禁第2組、D生徒一行2名は仕事の都合がどうしてもつかずキャンセル。
ピンチヒッターは我がワイフ、駒ヶ岳&大沼の紅葉狩りとなりました。





  


Posted by little-ken  at 17:15スクールの記録

2010年10月29日

2010年 紋別スクール 解禁第1組。

1.紋別解禁スクール
O生徒一行3名:5日間33チャンスから過去最高の19頭捕獲

11月22日:解禁前。

今年は紅葉が1週間ほど遅く、今が最盛期です。

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一方繁殖シーズンは例年より数日は約本日から始まりました。
エゾ鹿を観察して20年程になりますが、初めてコールしている鹿と合体している鹿を見ました。何時もよく行く牧場の一つですが、牧草地の中央で子連れのメスに対して1頭のオスが合体中、そのすぐ近くをライバルのNO.2がコールしながらグルグル廻っていました。
NO.2の方がやや体格が上まわっている様に見えるのですが、目前で事が行われているのに手が出せません。


11月23日:3チャンスから捕獲2頭。
昨日合体を見る事が出来た牧場で朝1番を迎えた。
150mに60cm級オスとカニオスが見えます。5分前に配置に付き時間の来るのを待って発砲しました。私には失中、A生徒は命中させました。

A生徒のカニオスを回収中、別のオスが姿を出しました。70cm級オスが200mに止まっています。今度は私も命中しました。
この2頭を回収しO生徒一行の残る2名を空港に迎えに行きます。
残念ながらPMは出会いがありませんでした。到着日のPMにチャンスが無かったのは過去10年で初めての事です。


10月24日:3チャンスから捕獲2頭。

天候は超改正、朝1番はM生徒が70cm級を15mで失中してしまいました。まだ調子が上がらない様です。昨日に続き出会いが少ない日ですが、夕方には60cm級オスと72cmのオスを捕獲出来ました。


10月25日:4チャンスから4頭捕獲。

天候は相変わらず超改正、チャンスは余り多くなかった物の全ての射撃が成功し4頭捕獲となりました。


11月26日:6チャンスから5頭を捕獲。
明日の天気予報では雪、しかもたくさん降るそうで出会いが急に増えました。朝1晩、O生徒は150mでピンオスとメス2頭からなる群れに射撃、1発で見事にピンオスとメス1頭の計2頭のネック貫通となりました。恐るべしラプア338マグナムです。

10月27日:積雪30cm、12チャンスから5頭捕獲。

出会いは積雪のお陰で急速に増えましたが、まだ鹿は駆除の影響を受けた個体が多く逃げ足が速く特に大物には逃げられてばかりでした。
その中で何とか照準時間が得られた80cm級に150mで出会えましたが、O生徒は慎重になり過ぎて発砲の機械を逃がしてしまいました。

その他失中や発砲に至らずも多く12チャンスもあった割に捕獲は5頭に留まりました。


10月28日:6チャンスがありましたが、最終日で捕獲は極力抑え1頭としました。
O生徒は昨日の80cm失中後、不調が続いているのか、またもや200mで75~80cmが居ましたが失中してしまいました。この鹿はベーそのすぐ前の広場に数日前からおり、毎日何度も我々に対してコールを送ってくれていました。

最終日の最後に姿を出してくれたのですが、落差見積もりを誤り、失中となってしまいました。彼は338ラプアマグナムで500m級の射撃を決めるのが夢なのですが、ここ紋別スクールは100m前後の出会いが多い為、ゼロインを100mにして来ました。

Stdライフルの100mゼロインでも200mならばそのまま撃てば良いと思います。もちろんStdライフルのゼロインは150mが正解、200mまで落差修正無しで撃てます。
マグナムであればベストは200mゼロインで250mまで無修整OKと思います。

ただ50mmの首の骨に当てなければならないネック撃ちとなると話が別になります。
上記で言う落差無視射撃は±50mmをOKとしているからです。
射撃マニアかプロミートハンターであればネックショットも良いでしょうが、アマチュアハンターが大物を確実に倒したいと言うのであれば絶対にショルダー撃ちです。

ショルダー部分は背骨のヒレが発達している為に上下10cm(幅方向は30cm位)の幅に当たれば即死します。射程距離が思ったよりも長く落差が大きくなってもその下は心臓等がありまだかなりの有効度が期待出来ますが、ネック撃ちは首の骨を僅かでも外すと完全に未回収となってしまいます。

ショルダー撃ちは背ロースが痛みますが、大物に逃げられる事を思えばそんな事は誤差範囲です。もう一つの欠点として10cmを少し外すときれいに倒れますが10~30秒後の起き上がって走り出します。すぐにもう1発上半身に撃ち込めば起き上がる事はありませんので、ぜひこのショルダー撃ちをマスターして下さい。これが大物を捕獲する最も早道であります。

結果として5日間の実猟で捕獲は過去スクールの最高の17頭となりました。
大物は4度勝負の機会がありましたが、残念ながら成功は1回に留まりました。O生徒は体調不良で照準が決まらず、ミスが続き、自慢のネシカ338ラプアマグナムも十分な威力を発揮出来ませんでした。不調でも過去最高記録なのですからもし調子が良かったら大変な事になっていた解禁猟でした。


連日4頭以上が捕獲され肉の処理室は満杯です。

  


Posted by little-ken  at 07:36スクールの記録

2010年03月26日

2009年度の思い出。



左上より  :講師、根室は超大物の宝庫。
2番目   :O生徒待望の超大物は角長81cm、銃はネシカ、口径は338ラプアマグナム。
3番目   :K生徒北海道3年目で超大物81cm、銃はサベージ210ボルト、口径12番。
4番目   :毎年超大物のS生徒、本年は残念ながら79cm。
       銃はサコー75フィンライト、口径308.
5番目   :講師、解禁猟で81cm。銃はサコー75バーミンター、口径308.
中断右   :すぐ上の鹿と講師、身長は180cmで鹿の胴長とほぼ同じ。
       このクラスとの勝負はド迫力、まだ3名の生徒しか成功しておりません。
下段左より:本年デビューのT生徒、2頭捕獲、銃はサベージ210ボルト、口径12番。
       ベテランD生徒、5頭捕獲、銃はサコー75ハンター、口径308.
2番目   :本年度最大の大物、85cmと講師。
3番目   :本年度最太角、クラウンの上でも直径6cm、缶ビールに近い太さです。
4番目   ;本年度で最も美しいトロフィーと講師、角長は81cm。
5番目   :念願の超大物と記念撮影が出来たG生徒。銃はコルトサワー、口径308.


   ハンティングスクールホームページ:http://little-ken.hp.infoseek.co.jp
  


Posted by little-ken  at 18:10スクールの記録

2010年03月01日

その4.2月の厚岸猟。

厚岸猟は今年初めての挑戦です。北海道の多くは3月28日まで可能です。
本州の方々にはこの時期は本州猟の猟期外に行え北海道の解禁猟の初期と共に魅力的です。
根室の一般猟は1月末までですが、地元ハンターには終猟と同時に駆除の免許が降りているらしく、相変わらず根室地区に於いても過去何度も見かけたハンターにも出会いました。

そうするのであるならばなぜ根室と1部の浜中だけ1月末で打ち切るのかその真意は不明です。根室の隣接の浜中(実は何時も25%はここで狩猟している)も3月まで狩猟可能であり本年の2月の猟はこの浜中周辺で行おうとしたのですが、残念ながら今年は一般狩猟可能浜中地区の積雪が多過ぎ、結果的に今年は根室から1時間半の厚岸に絞られました。

2月17日:本日は5チャンスから4頭を捕獲、1頭が未回収。
積雪は森の中では約30~50cm、しかし南側斜面では多少雪がハゲ掛けています。森の中の笹はすでにこの1月までに食べ尽くされており朝夕は海岸線の南斜面の笹原に餌を食べに出て来ます。また厚岸湖周りの林道も多少走行可能な所がありそこを走ります。

朝一番で単独のメスを見ましたがアプローチ出来ません。その後もメス2頭を見掛けましたが接近を許してくれません。鹿は居ますがスレている様です。
更に行くと8時頃メス2頭発見、朝の様子でやや遠方寄りから射撃する事にし150mまでアプローチ、大きい方のメスに命中させました。その後、メス6頭を引き連れた75cm級オスに100mから発砲出来ましたが、残念な事にこれは未回収に終わりました。

更に9時頃、今度はメス20頭を引き連れた70cm級オスを発見、同時に群れは走り去ります。しかし比較的開けた場所でしたので追付けると判断、急いで車外に出てランニング射撃体勢を取ります。幸いにも群れの最後を走るボスに間に合いました。100mランニング1発で命中、すかさずもう1発を撃って止めます。69cmの2.5段角の古株でした。


69cm2.5段角の古株のボス。               

11時頃、保護区の境界近くでメスを50頭以上を連れた80cm級ボスを発見しましたが、民家が近く撃てませんでした。更に午後2時頃、保護区でメス10頭程を連れた90cm級ボスを発見しましたが、保護区ではどうしようもありません。
天候によって変わるかも知れませんが、どうもここの鹿は8~11時頃によく動く様です。

午後は林道においてメス単独を100mで命中させました。
4時頃には何ともう笹原にメス6頭が出ています。250mです。結果は失中に終わりました。

2月18日:本日は4チャンスから3頭捕獲。
朝一番は出会いがゼロ、やはり8時頃になってから急に鹿が動きました。
まず最初のチャンスは目前を横切ったメス3頭が隣の谷を駆け上がる所を射撃し、150mランニング射撃は1発で決まりました。

続いて行きますとメス30頭の群れが居ました。100mまでアプローチして一番手前のメスを射撃、驚いた事に2頭が倒れましたが奥の鹿はその後起き上がって逃げられました。

更に行きますと林道横断中の6頭の群れを発見、アプローチ中に逃げますが森の奥100mのやや空けた所で止まると予測し、こちらを振り返った所を射撃、命中しました。
更にその後メス2頭が林道を横断したがっていますが、これはアプローチミスで射撃出来ませんでした。PMは他地区の調査に行きましたがそこでは出会いはありませんでした。


霧多布湿原(保護区)に現れたメス鹿100頭の群れの一部。写真には約30頭が写っています。

2月19日:ブリザードで鹿は動かず、2チャンスから1頭を捕獲。
予想よりも本格的なブリザードとなり鹿は殆んど動きません。朝1番は笹原から帰る途中のメス4頭の群れを150mからランニング射撃をしましたが未回収に終わりました。
8時頃、ピンオスが単独で林道脇に立っています。これを100mから射撃命中しました。
AMの出会いはこれだけ、PMはブリザードがひどく出猟しませんでした。

2月20日:出猟は出漁に変わりワカサギの親類のチカを約40匹捕獲。
快晴ですが、翌日から来るT社一行の為に獲物を取っておく事にし、本日の出猟はありません。そこで本日は同じ詠み方でも別の漢字の「りょう」に出漁する事にしました。


本日は快晴微風、釣り日和です。


1時間でワカサギの汽水域種のチカ40匹程が釣れました。

2月21日:PMはブリザード、AMだけで5チャンスから4頭の捕獲。
T社一行は何時ものI&Hの両生徒に加えて今回は地元三重県の狩猟仲間Hi&Saの両性とが加わりました。二人ともスクールの実績を見てじっとしておれなくなった様です。Hi生徒は過去2年間お手伝いとして銃無しで参加しております。二人とも現在はショットガンですでに経験10年はクリアしておりライフル取得を目指しております。

朝一番は空振り、7時頃70cm級オスが10頭程のメスを連れて林道を横断しようとしています。2人のショットガン生徒が70mから射撃しますが命中弾はありません。
その後海岸ペタの高台のメス2頭を発見、距離150m、H生徒が射撃後に更に全員で射撃します。H生徒の射弾は命中、その後の全員射撃は累計5発目辺りで命中しました。

近くに居た別の2頭が同じ場所に出て来ました。豪く賑やかだったがどうしたんだと言う感じです。再び全員で射撃、合計で10発ほど撃った所、1頭は倒れもう1頭にも多少の命中弾はありましたがこれは未回収となってしまいました。とりあえず3頭回収です。

その後メス10頭ほどの群れと距離80m、林道で出会いました。Hi生徒が射撃しようとしますが銃を向けると少し動くので上手く照準出来ません。見かねたベテランI生徒が倒してしまいました。銃はよく照準しないと当たりませんが一方で躊躇わずに発砲する事も非常に重要です。PMはブリザードが酷く猟を中止しました。

2月22日:9チャンスから3頭の捕獲。
ブリザード明けは朝1番からついてます。メス12頭の群れをSa生徒は70mからバックショットで撃ちました。先回はスラグで当たらなかったからです。1頭に被弾はありましたが残念ながら未回収です。
まもなく今度はメス8頭の群れに出会い、Hi生徒が100mから射撃します。彼はサボットスラグにドットサイト、有効弾はありませんでした。

しばらくの後、今度はメス4頭の群れを100mに発見、ベテランI生徒が1発で仕留めました。又しばらくの後、70cmのオスがメス8頭を連れています。何故か当地では30%の群れがハーレム姿のままで行動しております。
I生徒とHi生徒の二人が70mから射撃し2頭のメスが倒れました。オスは木の陰で射撃出来なかったそうです。I生徒は2頭とも俺のが当たったと言い、Hi生徒はイヤ2頭目は俺の弾だと言いますが、結局表向きは1人1頭ずつと言う事にしました。

PMは50mのメス単独にSa生徒が50mでバックショットを撃ちます。一度倒れたものの逃がしてしまいました。やはり弾はバックショットかスラグかどちらかに的を絞らないと効率は上がりません。バックショットならばフルチョーク、スラグならチョーク無しだからです。彼はインプシリンダーですがフルチョークなら今のは確実に捕獲出来ました。

今度はメス8頭の群れを発見、H生徒が200mから射撃しますが未回収となってしまいました。同じ群れを追跡し、100mから射撃したのですが今度は失中となってしまいました。

本日最後のチャンスは85cm位の超大物が率いる珍しくオスばかり8頭の群れです。約100mからH生徒(ライフル)とSa生徒(ノーマルスラグ)の2人が撃ちますが結果は全くの失中でした。2人とも超大物に圧倒されてしまった様でした。


ショットガンのH生徒とSa生徒。          


85cm級以上と思われる超大物も失中です。

T者一行は実猟1.5日から14チャンス、捕獲は7頭の捕獲となりました。
T社一行は運の良い日に当たりました。それでも結局ショットガンの2人はあまり有効打がありませんでした。これは道具のせいではなく、北海道猟には不慣れであったのが最大の原因です。全体の60%以上のチャンスをこの2人のショットガンで撃ちその全てが失中でしたからベテランが全てを撃てばこの2倍近くの捕獲出来たと思います。

ショットガンだからではなく北海道猟をなめて掛かれば誰がどんな銃で来てもこんな結果になります。本州猟でベテランはも北海道ではシロートなのです。
実際ショットガンの2人は捕獲ゼロ、ライフルのH生徒も命中は1回と未回収1回のみ、
捕獲出来たのはライフルのI生徒だけでした。
I&H生徒は共にブローニングオートですが、これが絶対に駄目な事はありません。しかし彼らが使っていたドットサイトは良くありません。今回は幸いにも森林地帯オンリーであった為にその弱点が全面的に出る事はありませんでしたが、もし当初の予定通りの大きな牧草地の浜中で行ったら200m級の射撃にかなり不利となった事でしょう。

2月23日:AMだけで4チャンスから2頭捕獲。
これで2月猟を終え本年度の狩猟は全て終わります。
朝1番はピンオスに100mで出会いましたがアプローチに失敗し逃げられました。その後すぐにメス12頭の群れに出会いました。距離は約100m、発砲直前に動かれましたが、すぐに動いた方向に銃をスイングしながら発砲すると言うスイング起動射撃が命中しました。

まもなくメス20頭の群れに200mで出会いましたがこれはアプローチに失敗しました。
最後はメス単独が森の中を走っています。100mでこれの補足に成功、射弾は命中しました。最終弾のランニングも決まり気分を良くしました。PMは帰り支度です。

  2月の厚岸猟のまとめ。
2月の厚岸猟、私の分は実猟3日、14チャンス、捕獲10頭、未回収2頭、失中0回、至らず2回、T社と合計で実猟4.5日から28チャンス、捕獲は17頭の捕獲となりました。

1日当たり6回強のチャンスと3.8頭の捕獲とかなり良い成績となりました。
原因はやはり今年の大雪でこれが故に鹿がこの地域に集中していたからと思われます。

しかし歴戦の超大物は28チャンスの中でも1度しかありませんでした。
では超大物はどうしているか、下の写真の様に超大物多数を含むオスばかり30頭の群れに出会いました。しかしそれは保護区近くの民家のそば、しかも日の出の約1時間前とハンターには手も足も出ません。


例年牧草地を通って阿寒や摩周方面の鹿が根室半島の方面に移動します。その為この時期牧草地は積雪の為に餌場としては機能しませんが、移動経路として足跡が多数付くのが例年です。しかし今年はこれが全く無く小さなエリアから鹿が出ようとはしません。

通常根室の正月猟では写真の様なオスばかりの群れに出会い、これに何回か射撃出来て、その1部を捕獲出来ます。改めて根室猟の凄さが分かる厚岸猟でした。
  


Posted by little-ken  at 16:51スクールの記録

2010年01月25日

2009年度のまとめ。

2009年度全体のまとめ。
09年度は3回の全ての猟が大成功の年となりました。
数値的に見てもまた局部的に見ても不猟と言う日は殆んど無かったのも特徴と言えます。紋別スクールに於いても解禁から最後の組まで全ての生徒が満足の行く猟となりました。
根室クリスマス猟では全体の20%もが超大物と言う信じられない数値です。
根室正月猟は例年の2倍以上と言うチャンス数9.1回/日、捕獲数6.1頭/日と出会いと捕獲量共に空前の数値となりました。

 09年度のまとめ
 年度 実猟日 出会い数 捕獲数 出会い率 捕獲率  オス率 大物率 内80cm級 備考
09解禁  29日 167回  60頭  5.75回/日  2.01頭/日 76.7% 18.3%  6.7%
09年12月 8.0  41    20.0   5.13     2.50    48.8  30.0  20.0
10年01月 7.0  64    43.0   9.14     6.14    18.6  2.30   2.3
09年全体 44.0 272    123   6.18     2.80    59.3  6.83   7.3


09年紋別解禁猟のまとめ。
今年の紋別の特筆は例年より降雪が早く、解禁から多量の鹿がすでに降りていました。
その為に昨年に続き2年連続で解禁が最良の週となりました。3年連続なるかは不明です。
その後も例年に無い程の大量の降雪がありましたがこれらはすぐに溶けてしまいました。大量の降雪ながら積雪が少ないと言う事で例年以上に鹿の出会いが多かったと思います。
平均出会い数は5.75回/日と言うのは過去に例が無いほど凄い事です。

超大物が多かったのも今年の紋別スクールの特徴です。80cm級は例年1~2頭ですが何と4頭、70cm級7頭、60cm級に至っては24頭、小オス11頭、オス率76.7%、3段角以上率58.3%、大物率18.3%、超大物率6.7%、どの数値も過去の紋別より特出しております。

超大物捕獲生徒が新たに2名出ました。100頭遥かにオーバーのO生徒とスクール3年目のK生徒が共に81cmの超大物を捕獲してました。
K生徒はサボットスラグでも超大物が1発でひっくり返る事を証明してくれました。

09年根室クリスマス猟のまとめ。
到着した日は出会いが極端に少なく、他の根室会員は出会いゼロの人も多く先が思いやられました。しかし小さな低気圧が来る度に出会いが徐々に多くなり大物も多く出ました。
21日には30cmの積雪もあり、その前後は根室クリスマス猟に恥じない内容となりました。

20頭捕獲の内4頭が80cmオーバーと全体の20%が超大物と言う数値はとんでもない数値です。これぞクリスマス猟と言う内容になりました。

10年根室正月猟のまとめ。
過去に前例の無い天候からは前例の無い程の新記録ラッシュとなりました。
実猟7日から空前の64回の出会いがあり、捕獲は何と何と空前の43頭、1日当りの平均チャンス数は空前の9.1回/日、捕獲数も6.1頭/日とどちらも空前となり又1つの伝説となりそうです。又1日13頭を捕獲したのも新記録です。

例年1月後半の大雪がこの正月猟を面白くします。今年も大雪が面白くしたのは事実でしたがこの始まりが約1ヶ月も早く、殆んどの林道や牧場道路が走行不能状態に陥りました。
牧草地は餌場としてはもちろん機能しませんが鹿の移動ルートとしても積雪の少ない森林コースが選ばれます。僅かに残された5本の林道もかなり走行困難で日曜日等には少数の地元ハンターが走りますが平日は貸切り状態でした。

ただ残念なのは大物や超大物が深い沢に入ったままであまり動きませんので我々の様な車を多用するハンターにはこれらの良い出会いが殆んど無かった事が残念でした。
沢専門の巻き狩りグループは反対に超大物ラッシュ、全体捕獲量と共に例年の2倍以上でした。

年度別の比較。
年度別に見ますと出会い数は04年までは4.0回/日 以下しかありませんでしたが、今では5回前後とかなり増加しました。
捕獲率に付きましても当初よりかなり増加し今では毎日平均で3頭に近くなって来ました。
オス率に付きましては同等ないし微増、70cm級大物率は年によりバラツキが多い物の増加傾向にあり、80cm級超大物も同様に増加傾向にあります。

年度別のまとめ
 年度 実猟日 出会い数 捕獲数 出会い率 捕獲率 オス率 大物率 内80cm級 備考
03年度  42.0   107    62   2.55    1.48   55.0  6.50   0.0
04年度  35.0   135    68   3.86    1.96   56.0  16.2   0.0
05年度  35.5   175    97   4.93    2.73   50.5  15.5   3.1
06年度  53.0   243   129   4.58    2.43   52.0  9.30   1.6
07年度  59.0   260   109   4.41    1.85   56.0  10.1   2.8
08年度  47.5   231   107   4.86    2.25   56.1  14.0   4.7
09年度  44.0   272   123   6.18    2.80   59.3  6.83   7.3



     ハンティングスクールホームページ:http://little-ken.hp.infoseek.co.jp
  


Posted by little-ken  at 16:29スクールの記録

2010年01月20日

10年根室正月猟のまとめ。

過去に前例の無い天候からは前例の無い程の新記録ラッシュとなりました。

実猟7日から空前の64回の出会いがあり、捕獲は何と何と空前の43頭、未回収8頭、失中4回、発砲に至らず9回、パスは多数しましたが今回チャンス数に入れませんでした。ただ残念な事に80cm級はたった1頭、70cm級はゼロ、中型オスすらゼロ、オス率全体でも18%と何時もより大幅に低くハンターに取ってはやや残念だった事です。
しかし1日当りの平均チャンス数は空前の9.1回/日、捕獲数も6.1頭/日とどちらも空前でしたから又1つの伝説となりそうです。又1日13頭を捕獲したのも新記録です。

例年1月後半の大雪がこの正月猟を面白くします。今年も大雪が面白くしたのは事実でしたがこの始まりが約1ヶ月も早く、殆んどの林道や牧場道路が走行不能状態に陥りました。
僅かに残された5本の林道もかなり走行困難で日曜日等には少数の地元ハンターが走りますが平日は貸切り状態でした。

今の牧草地は餌場としてはもちろん機能しませんが鹿の移動ルートとしても積雪の少ない森林コースが選ばれます。例年摩周湖方面から大量に渡って来る鹿も牧草地を横切って来ますから積雪が多過ぎて移動が遅れている模様です。
この為、我々のパトロールはこの5本の林道を効率良く運用する事に重点を置き、今日はあの林道、明日はあの林道とあまり荒らさない様に心掛けました。

5年程前にも似た様な事がありました。こんな時には高性能4WD、高性能タイヤ、走行に関する腕、更にスタックした時のレスキューの腕、こんなところの総合力が試される狩猟となります。今年で3年目の我がランクル76型スーパー4WDが久しぶりに超大活躍です。以前の78型ランクルと概観はそっくりですが、中身は全くの別物で強力な足廻りと更に4輪デフロック付きと言うのが78型に比べて優れているポイントです。

今年の鹿の体力はすでにこの正月猟時には相当落ちており、もう体力温存作戦に入った模様です。脂が落ちているのレベルではなく殆んどの鹿がもはやスーパーダイエットなのです。そのせいもあり射撃距離も100m以内で比較的容易です。未回収や失中率の低さがこれを物語っております。

ただ残念なのは大物や超大物が深い沢に入ったままであまり動きませんので我々の様な車を多用するハンターにはこれらの良い出会いが殆んど無かった事が残念でした。
根室会員の中でも冒頭に紹介した沢専門の巻き狩りグループと言ってもメンバーは3~4人の宮城の松浦名人のグループは実猟9日で44頭、半分以上がオスの3段角で内大物が9頭&超大物8頭と数及びその内容も空前の超大猟でした。もちろん新記録です。

内容は年によって色々ですがこの根室の正月猟が毎年1番面白い事実は変わりがない様です。しかしこの1番面白くなる根室正月猟はいつもガラガラ、お出でにならない事には始まりません。本州猟は正月明けから一気に捕獲率が低下します。

来シーズンは根室普及キャンペーンをしたいと思っております。1日3万円で撃ち放題、(3人まで同価格)年末年始除く根室スクール全体に適用、希望日を自由に設定して下さい。お待ちしています。

1月19日。移動中にオスの群れ&メスの群れ各2回を見ました。根室の超ダイエットはまだ良い方で大雪山麓の場合はとても春まで持たないと感じました。

今年は2月もスクールを行います。どうなる事かご期待下さい。


写真1:根室半島根元付近の保護区のメスの群れ。凍った川を横断中。


写真2:大雪山麓保護区にて深雪に足を取られて動けなくなった75cm級オス。同群れは同サイズが6頭でした。


写真3:超ダイエットが概観からも分かる程の他の75cm級オス、足元がヨタ付いていた。



  


Posted by little-ken  at 16:42スクールの記録

2010年01月20日

その3:10年根室正月猟。

例年1月後半にあるべき大雪が今年は昨年末となり全ての牧草畑に鹿の足跡は全く見られない状態です。従って今回の正月猟は林間コースに限った特殊な状態となりました。
あれほどの量があって無尽蔵かと思われた根室の笹も驚いた事にわずか1ヶ月で殆んどの場所が食べ尽くされてボーズになっており、一部に於いては木の皮にまで食害の跡が見られます。知床や阿寒ではすでに珍しくない木の皮の職外ですが、根室では前代未聞です。

僅か1ヶ月でこれ程の量の笹が無くなった事は2つの項目において驚きです。
1つはまだ厳しい冬が3ヶ月以上も残っておりますが、鹿はどうなるのでしょうか。根室に於いても大量の餓死が起こるのでしょうか。
もう1つは今に始まった事ではないかも知れませんが、春先にまだ新緑が出る前に雪解けとなった牧草地の被害です。あの膨大な笹が一ヶ月でなくなったほどの大量の鹿が牧草を食べるのですから被害たるや相当な物になる事が改めて分かって来ます。

今回の唯一の林間コースも積雪量と雪質の問題から走破は限界に近く地元ハンターもスタックを恐れ殆んど入って来ません。そのおかげもあって今年の正月猟は以下の日記にもあります様に連日多数捕獲は出来ています。その意味では凄い正月猟です。
しかし例年の根室正月猟の名物である超大物の群れには1度も会えておりません。
答えは牧草畑が厚い雪で覆われている為に鹿が例年と違う動きをしているからです。
では鹿の群れは何処に居るのか? その答えは森の中の沢に隠れており、近くの笹が生えている所まで小移動だけを繰り返していたのです。

従って今年は特にこれを専門とする根室会員の中でも宮城グループかつて無い程の大当たりの年となりました。実猟9日で44頭、70cm以上の大物が19頭、この中で80cm以上の超大物が何と8頭も捕獲されました。しかもこれがたった3名の会員で、しかも中央の会員は普通のレミントンのオートのショットガンですから余計に驚きです。


写真1:根室会員3名、実猟9日で44頭、内大物が9頭&超大物8頭、左から松浦名人、ショットガンの中澤会員、及川会員。

1月12日。5チャンスから4頭の捕獲。
新しい過去に無い常態ですから手探りです。林道はかろうじて走行出来ますが、私の腕前と4輪デフロック付きのランクル76を持ってしてもすぐにスタックしてしまいます。
そんな状態ですから地元ハンターも殆んど入って来なく貸し切り状態です。
鹿を発見してあそこで射撃と思っても車が言う事を聞いてくれません。それでも鹿の方も同様に動き難いのか射撃は可能でした。
5チャンスから4頭の捕獲、明日はブリザードが来る為か出会いは多く、射撃距離は50~100mでした。

1月13日。ブリザードの最中でしたが7チャンスから4頭の捕獲。
夜半からブリザードが始まりました。猛烈な風です。雪はそれ程ではなく明け方までに積雪は20cmほど。風は夕方までしっかり吹きました。
通常の牧草地で猟をする時はこんな天気は全くお手上げですが、森林コースでは風も殆んど無く雪さえ止まれば鹿はすぐに動き出します。

12月は前例の無いほど大物や超大物が捕獲出来ましたが、その反動か出会いは殆んどがメスです。射撃距離も昨日と同様100m以内が多く命中率は良好です。
夕方75cm級6頭の群れを発見しましたが射撃にまで至る事は出来ませんでした。

1月14日。ブリザード明けで大量出会い、15チャンスから9頭の捕獲。
ブリザード明けで朝方と夕方に動きがたくさんありました。メスの5~10頭の群れが多く居ました。本日はS師との共猟ですから思い切り撃てます。
朝1番の30分で4頭の捕獲、その後まとめて回収です。その後も1日中ずっと私は殆んど回収と運搬ばかり、S師は解体ばかりです。解体や運搬が一段落すると林道周りが再開されますが、すぐに複数頭の捕獲となり再び私は回収と運搬の連続が始まります。
出会いは1回だけ75cm級オス2頭の群れがありましたが、これは200mでブッシュに弾かれて失中、他はカニの単独が1頭でこれは捕獲成功、他は全てメスの群れでした。
夕方本日の集計をすると何と出会いが15回、捕獲が9頭にもなりました。

1月15日。ブリザードの翌々日も大当たり。16チャンスから13頭を捕獲し新記録達成です。更に5頭の群れから3発で4頭をゲット出来ました。
朝1番は白崎牧場の奥で2頭をゲット、その後場所を数km移動しました。
林道でメス5頭の群れを発見、林道を横断したがっています。林道超えを狙う手法もありますが、ここの林道は現役の公道ですからそれは許されません。
そこで射撃条件が良くなるまで付かず離れずの作戦にしました。500mほどその方法で追跡しました所の森の外れでいよいよ強硬横断に掛かり始めました。
そこで車を急加速させます。余り速過ぎると群れを森の奥に追い返してしまい、遅れると林道を横断されてしまいます。林道を横断されるとそこは深いブッシュで射撃は不能です。

しかし最初の1頭は強行横断してしまいました。ベストタイミングを数秒遅れてしまった様です。しかし残りの5頭は結果オーライで行こうかどうしようか迷っています。急いで車を飛び降り大木の陰伝いに林の仲間で入りました。その頃群れは再び走り始めます。

最初の1発は1番大きなグラマーなメスに向けて80mで発砲、命中、その場に倒れこみます。2発目はスイングの勢いを利用してその前のメスに発砲、これも命中しますがその場には倒れません。向きを変えて逃げます。3発目は後方からまだ被弾してないメスに発砲、命中ですぐにコケました。と見ていますと2発目に撃ったメスもそのすぐ前でコケました。

もう走っている鹿は居ません。5頭居たのが1頭は強行横断され4頭のはず、しかし撃ったのは3発で鹿は居なくなりました。数が合いません。しかしその謎は最初の1棟を倒した所で分かりました。初弾が2頭串刺しで即死でした。後方のはゼロ歳の子供で手前の大きなメスの影で分からなかったのです。
2頭串刺しは良くある事なのですが2頭とも完全な即死は比較的稀れで今までで2度目です。

午前中は昨日のブリザードの影響は分かるのですが、午後の超出会いは初めての体験です。
特に何も無いと思われる日なのですが現実には超出会い回数です。まだまだそれが分からない様では私も未熟者い。

本日も捕獲はチョイの間、回収と解体に追われ、やっと一段落で狩猟を再開すると又すぐに複数捕獲、夕方までずっとこの調子でとうとうお昼抜きになってしまいました。

通常は何処で何に出会ってどうなったかの1日分位は覚えられるのですが、本日はギブアップです。2人で20発撃って13頭捕獲は2人の残弾と失中の記憶からたぶん事実なのですがその他の詳しい事は分からなくなりました。
それ位に本日は凄い出会いと捕獲と重労働が続きましたが、残念な事に大物や超大物は姿を見せても貰えません。その分12月に出会って捕獲したと言えばそう言う事になります。

1月16日。昨日の反動か本日はかなり控え目の5チャンスから2頭の捕獲。
超快晴です。すでに2日も大当たりの日がありましたから外れの日に当たっても不思議はありません。しかしそれでも5チャンスがありました。本日の出会いはまともな群れ(5頭前後)が多く流石にこのまともな群れは中々我々に射撃時間をくれません。
5チャンスから2頭と言えば決して悪くないのですが、今回の最悪側データにあげられるのですから昨日が如何に凄いかが分かります。

1月17日。大物の群れが動き80cm変形角を捕獲、12チャンスから10頭の捕獲。
本日も超快晴かと思い又日曜日で地元ハンターが多数出撃し猟にならないかと思いましたが、おかげ様で朝1番の作戦は空振りであった物のその後は行く所殆んど当たりAMだけでも6チャンスから4頭の捕獲となりました。ただ相変わらず大物には出会えません。何とか撃ち獲ってやろうとあの手この手を考えるのですが今の所ことごとく外れです。

午後は大物が動き始めました。小さな気圧の谷が通過し新雪が2cmのおかげなのか、日曜日でハンターが多くなったから動いたのか、はたまた元々そう言う時期だったのかは分かりませんが、とにかく大物が動き始めました。15時頃70cm級2頭が150mに居ます。森の中で大きい方は射撃困難な為に小さい方を射撃しました。
更に夕方80cm級6頭の群れに250mから射撃出来ました。久しぶりの超大物に力が入り過ぎてやや不本意な射撃となり未回収となってしまいました。その後の追加射撃も地理的に不可能で体は全く見えませんが6頭の超大物の角だけが走り去って行きました。

これは大物が動き始めたと判断しモンゴル丘に通じる岬に急行します。今のモンゴル丘は積雪が多過ぎて車では行けません。到着しますと80cm級5頭前後の群れが10群程見られます。それ以外にも10頭前後のメスの群れも5つほど見えます。
捕獲は150mランニングで80cmを1頭とメス3頭に留まりました。モンゴル丘の伝説と言うほどではありませんがそれに準ずる出会いとなりました。


写真2:モンゴル丘の手前で捕獲した80cm強の変形角。

1月18日。モンゴル丘は失敗、3チャンスから1頭捕獲。
昨日群れが動きましたので本日の出会いはかなり少ないと思います。
朝は3回メスの小群れを見ましたが、3回共チラ見に終わってしまいチャンスとは言えません。昨日夕方モンゴル丘の手前で見た群れの一部はモンゴル丘の方に行きました。車では行けませんのでスキーで行きます。群れは10頭ほどの群れが3つ出ました。
1つは80cm級オスの群れで他はメスの群れでした。しかし共に500m以上の遠距離の為に射撃には至りませんでした。
夕方は深い森の中50mにメス4頭の群れを発見、ブッシュに弾を喰われるかと思いましたが幸いにも弾は通り1頭を捕獲出来ました。


写真3:遠くで喧嘩を始めた80cm級と70cm級。
  


Posted by little-ken  at 16:24スクールの記録

2009年12月26日

09年根室クリスマス猟のまとめ。

実猟8日から41回の出会いがあり、捕獲は20頭、未回収5頭、失中3回、発砲に至らず5回、パス8回でした。未回収に80cm級2頭が含まれるのが残念です。捕獲は85cm、83cmが各1頭、80cmが2頭、70cm級2頭、中型オス4頭、小型オス6頭、メス4頭でした。

到着した日は出会いが極端に少なく、他の根室会員は出会いゼロの人も多く先が思いやられました。しかし小さな低気圧が来る度に出会いが多くなり大物も多く出ました。
21日には30cmの積雪もあり、その前後は根室クリスマス猟に恥じない内容となりました。

紋別で超大物を見るよりもここ根室では超大物を見る事は回数的に見てもやや容易です。
そしてここ根室の大物はクリスマスの時期には群れになっており、平均的には5~10頭、その中の20~30%が80cm以上の超大物です。紋別では80cmを見る事は大変なのですが、根室で82cm位まではそれ程難しくありません。85cmオーバーからは難しくなります。

出会いは天候次第であるのは言うまでもありませんが、その当たりも外れも共に大きいのが根室の特徴でもあります。当たれば連日超大物ズラズラ、大物や超大物に数多く勝負出来るのがここ根室の最大の魅力です。反対に外れれば出会いが2日位ゼロの日も珍しくありません。その為にやや長目に日程を設定される事が良作と思います。実猟3日ですと良い出会いの日に当たらないかも知れず、5日以上の出来るだけ長い日程がお薦めです。

そうすればかなりの確率で末代にまで語れる程の何か凄い事に出会え、更にそれが何回かに1回は伝説級の出会いになります。私も12月&1月で各10日クラスの出猟ですが、ほぼ毎年どちらか或いは両方で伝説級の出来事に会えております。
  


Posted by little-ken  at 11:17スクールの記録

2009年12月26日

09年根室クリスマス猟の後半。

12月20日 3チャンスだけでしたが83cmとメス2頭を捕獲出来ました。
本日も超快晴。天気予報によれば多少積雪が期待出来るとかですが、当地の天気予報はあまり当たらない事で有名なのです。西高東低の冬型の気圧配置になりますと知床半島の北まではたくさん雪が降ります。しかし根室に雪が降るのは根室半島よりも南側に低気圧が発生した時だけに限られます。小さな気圧の谷が来る度に少量の降雪がありその前後には鹿が動きます。大きな積雪があるのは例年クリスマス少し前ですが今年はまだありません。

本日も気圧の谷が通るので少しは鹿が動くかと朝一番はそれ用のポイントを周ります。
チャンスは2度、最初のチャンスは500m先にメス2頭がいて林道を渡ってこちらに来たがっています。順調に行けば数分後、このタイミングが難しいのです。
数分後戻って来ますと予想よりも早くもう渡ってしまい300mです。撃てない事は無いのですが、群れの行く先に先回りする事にしました。

射撃ポイントに着きますとちょうどやって来る所です。距離は150m、歩行中です。射撃体勢に入るとこちらに気が付き走り出しましたが、ランニングが1発で命中、多分大丈夫と見ていると50m走って倒れました。
もう一つは80m先のブッシュの陰に単独のメスが隠れていました。ブッシュの為に急所を少しずれた所しか弾の通り道がありません。射撃は予定通り命中し30m走って倒れました。

その2頭を解体中、何時もの日曜日なら必ず銃声が数発は聞こえます。本日も日曜日でしかも待望の積雪の後ですから相当な数の地元ハンターが出ていると思われるのですが、銃声が1発もしません所を見ると本日はあまり鹿が出ない日であった様です。

午後も鹿は出ていません。こんな時用の取って置きのポイントに行く事にしました。
時間も綿密に調整していった為に定刻の3分前、理想的な時間です。かなり晴れている為、沢の中にいると思っていたのですがもう沢から80cm級が出ていました。こちらは発見が遅れて気が付いた時にはもう沢に戻る時でした。

これはダメかと思って見ていると沢に5mほど入った木の陰に隠れて動きません。隠れたつもりの様です。射撃を試み様としますが顔の僅かな部分以外は全く見えません。距離は150m、結局顔の僅かに見えている5cm角程の所に弾を送る事に成功しました。狙った所より2cmほど下がっていましたが150mである事を考えればほぼ完璧な射撃でした。
計測すると83cm、また超大物が獲れてしまいました。

やはりこれほどの大物は普通の日には獲れなく天候異変の前後だけです。本日も夜半から積雪が予想される為だったと思います。
今は超大物が何処に居るのか概ね分かっていますが、それが分からなかった昔には超大物との出会いはかなり難しい物で、稀に出会っても意識し過ぎて失中又は未回収と捕獲はもっと難しい物でした。それ程までに難しかった超大物ですがこの所は天候異変の前後にはかなりの確率で出会う事が出来、出会った超大物は殆んど捕獲出来るまでになれました。

写真1:20日、木の陰に隠れて居た83cm。

12月21日 80cm級オス30頭の群れを発見。
珍しく天気予報が当たり夜半から吹雪になり朝の積雪は30cm、まだAM中は多少続きそうです。待ちに待ったクリスマス積雪です。明け方降雪がやや収まった頃、風当たりの少ない森林コースで多少の鹿の動きがあった様ですが、牧草地には出ておりません。

それでも必ず何処かに団体行動を取らない鹿が極少数居ます。朝はそんな鹿に一度だけですが会えました。メスが単独で林道を横断して行きます。森に入って100mの所に隠れています。弾の通るコースも狭く全くの立ち撃ちですからかなり難易度の高い射撃になりました。幸いにその場に倒れました。

PMは保護区の手前で大物オスの群れを発見しました。追跡しますが、どうも保護区に逃げ込まれそうです。やっと追い付いたのはやはり保護区に僅か入った所でした。
ここでやっと群れの全容が判明、80cm級が少なくとも3頭は居る大物オスばかりの約30頭の群れでした。群れは保護区に入るともう安心なのかあまり逃げません。
後で思えば写真を撮れば良かったのですが、私もハ行5段活用で我を忘れて見惚れており写真を撮ろうと思った頃にはもう鹿が移動した後でした。
その後森の中に隠れているメス2頭を発見、100mから1頭を捕獲しました。

写真2:22日、大物8頭の群れから80cmを捕獲。個人累計本年6頭目の超大物。 

12月22日 クリスマスプレゼントで大物オスを5回 計40頭も見せて頂き80cmを捕獲。
昨日あまり動かなかった鹿は本日必ず動きます。ただ時間は定かではありません。朝1番の可能性が高いと思いそれなりの場所をパトロールします。しかし結果は外れでした。
メス2頭の群れを1回見てその片方を捕獲しただけでした。

夜中にも多少動いた気配があり、ならばとモンゴル丘を攻めますが、結果は80cm級が200m先に1頭出たのみでした。これにランニング射撃をしますが失中に終わりました。
10~11時に動く事もあり、その後も大量移動に備えてパトロールしますが、動きません。
どうも大量移動は夕方の様です。

夕方の最後の30分のゴールデンタイム、この時突然鹿が動き出しました。
まずは80cm級2頭の群れが200mに居ます。大きい方に射撃すると1発でひっくり返り僅かに痙攣しています。やがて動かなくなり、これは大丈夫と回収に向かおうとすると突然起き上がり走って行ってしまいました。すぐにランニング射撃をしますが命中するも未回収になってしまいました。あんなパターンも有りと言う事が勉強になりました。
やはり超大物に対してはダメ元のもう1発を撃ちこんでおいた方が良さそうです。

続いて昨日保護区に逃げ込まれた大物オス30頭の群れが出ていないかどうか見に行きます。なぜか1頭が200m先を走っています。80cm級です。ランニング射撃をしますが失中の様です。そこでビックリ、昨日の群れが少し方向が違いますがまた居るではありませんか。しかし又もや今度は国道の方向に走られ射撃には至りません。

夕方最後の勝負はよく大物が出る秘密の場所です。今日は80cm級8頭の群れが出ました。
100m級のランニング射撃をします。2番目に大きなのが撃ちやすそうな所を走っています。射撃すると2発目でコケました。計測するとジャスト80cmでした。
更にその音でメス2頭の群れも飛び出しその片方を頂く事が出来ました。

本日は7チャンスから3頭の捕獲に終わりましたが、大物オスを5回、合計で40頭も見てしまいました。その中で80cm級のオスが10頭ほど居ました。
少し早いクリスマスプレゼントです。クリスマス積雪前にはすでに80cm級の超大物を3頭も頂きました。積雪後は射撃タイミングが合わず大量捕獲はありませんでしたが、ハンターの心を揺さぶる程の大物を大量に見せて頂けました。明日の朝も期待出来そうです。

12月23日 大量出会い10回大物オス合計30頭のチャンスから2頭捕獲2頭未回収です。
凄い出会いが連続で続きました。本日は根室白崎会員のKⅡ会員とKⅢ会員が同行します。
朝1番は80cm級6頭の群れでした。牧草畑の丘トップの向こう側で胴体から上しか見えておりません。急所を狙うには問題はありませんが、その後のダブル狙いはかなり不利です。一番大きなのに250mから射撃し命中しました。倒れましたが足を激しくもがいております。これは起き上がって逃げる典型的なパターンですが、丘の向こうでもがいておりヒズメしか見えませんので止め矢が撃てません。
起き上がる所を待って撃ちましたがあまり有効でなかったらしく逃げられてしまいました。2発目以降は丘の向こうでもう角の先しか見えません。昨日の80cm級の未回収に続き残念な思いをしました。

近くの川原に降りますとそこにも凄い群れが居ました。300m先に超大物を含む20頭ほどの群れがいます。その手前100mには別のメスの群れも10頭程おり、これが先に動いてしまった為に射撃には至りませんでした。

続いて昨日に続き連続攻撃のモンゴル丘ですが今日ならば必ず居るだろうと思いました。
珍しく80cm級の群れでは有りませんでしたが、オス5頭の群れを射撃しました。オス1頭は座って休んでおり、他の2頭は角を突き合わせておりました。座って居たのは80cmに近いかも知れませんがこれを射撃するには障害物が多過ぎ、角突合せ中の右のを撃つ事にしました。もちろんヒット、但し150mで立ち撃ちですから完璧かどうかはやや疑問です。

次いでその時はまだ見えなかった2頭が近くのブッシュから飛び出しました。最初の群れのランニング射撃を中止してこちらを撃ちます。これは各1発で倒れ、残りの弾の全てを逃げる大物2頭に250m位でランニング射撃しますが、これは命中しなかった様です。
最初の角突合せのは未回収、近くから飛び出したのは70cm級とカニ角でこれは回収出来ました。この日は出会いが多く10回のチャンスから2頭捕獲2頭未回収です。本日見たオスの大物は約30頭と思います。

 

  


Posted by little-ken  at 11:14スクールの記録

2009年12月26日

その2:09年12月根室クリスマス猟の前半。

12月15日 積雪はゼロ、超快晴、鹿は全く出ておりません。
前日に旭川入りし、本日は根室まで移動です。名古屋地区から根室方面に行くのは本当に不便です。根室の猟場に最も近いのは中標津空港で60kmです。しかしここは東京からの便しかありません。次に近いのが釧路空港で120kmです。しかしここも冬場は名古屋からの便がありません。冬もあるのは女満別空港で180kmです。今回は先回の紋別スクールの続きで旭川からの出発です。

道東方面の雪は全くありません。何年か前に豪雪で通行止めになった美幌峠でさえ積雪は微少です。天気は超快晴、こう言う日は鹿があまり獲れない日です。
美幌峠を降りた辺りで夕方のゴールデンタイムを迎えました。ここはある高名な方が一時期ハンティングロッジを大々的にやっていましたから少なくとも多少の鹿は居る筈です。ところが完璧に鹿はいません。それ所か絶対に鹿が出て来る日没後30~60分後の別海でさえ1頭も出ていません。先が思いやられます。

12月16日 根室の初日はの出会いは一回だけ、65cm級捕獲。
本日も朝から超快晴、鹿はまず出ていないでしょう。民家近くは撃たれ難いのでそこに住み着く鹿が少数おります。民家の失礼や危険があってはなりませんからこう言う所の狩猟は連日通える人でなければ対応出来ません。

鹿は毎日必ず出る場所を多少変えますので民家近くに住み着く鹿も時に1km位離れた所に出る場合もあります。こんな時を待って安全な方向にアプローチしてこのタイプの鹿を撃ち獲るのです。方向や距離に無理がある場合はまた次回に持越しです。
ここ根室にはそんな場所が多数あり、また日々新しい鹿がそんな安全な所を求めておりますのでそう言う条件の猟場をよく探せば1頭位の出会いは可能です。

朝からそんな場所を探して行きますが、ゴールデンタイムももう終わりそうかと思った頃やっとそんな鹿を見付けました。70cm級のオス鹿が3頭、2kmほど先に居ます。
300mまでアプローチ出来ましたが、もうそこから先は無理でここから射撃する事にします。

狙いは3頭の中では最も小さいけれど真横を向いている一番撃ち易い鹿にします。心臓狙いで行きます。よく狙って発射、気持ちの良い命中音と共に鹿がバッタリ倒れます。
上手く行ったと思いましたが鹿は起き上がろうともがいております。しかし後ろ足は全く動いていませんから逃げられる事はなさそうです。幸先は良いかと思えました。

しかし命中箇所を見てがっかりです。何と骨盤に命中しているではありませんか。骨盤と心臓は70cm位離れています。しかしとりあえずは1頭捕獲です。この日は夕方の出会いはゼロでした。角は65cm級でした。

12月17日 6チャンスから6頭捕獲、80cm捕獲含む。
今日も朝から超快晴です。昨日と同じ作戦です。
民家近くの沢から遠ざかる方向に移動中の群れを遠く2km先に発見しました。今行くと民家の方に戻ってしまいます。数分後もう戻らないと思える所まで鹿の群れが進んだ所でアプローチ開始です。

射距離100mで最初の群れに出会いました。メス5頭の群れです。まずはこのメスを頂こうかと思った瞬間に走り出しました。止まりそうな気配はありません。150mで真横に走る鹿にランニング射撃です。1発で決まりました。残りの群れはその反対方向に走ります。

急いで車に飛び乗りその逃げる先に向かいます。鹿の方が先にそこに到着、その為更に直角に向きを変え後方からの射撃になります。100mでもう1頭のメスにヒット、もう他の群れは射撃がやや不利になりました。迷っていると当初は見えなかったのですがかなりの大物ボスが付いており、遅れて飛び出しました。ところがすぐに沢に入って見えなくなり沢から出て来るのを待ちます。
待つ事15秒、出ました。距離は150m、これも1発でヒット、ランニングで3発3中、本日は射撃の調子が良い様です。ボスは四捨五入でかろうじて80cmでした。

PMは天気予報では超快晴のままですが、気圧配置から雪がチラ付き鹿が出ると私は読みました。結果は私の予想通り、雪がチラ付き鹿がウジャウジャ出ました。
3回のチャンスから難なく3頭を捕獲、メデタシメデタシです。

写真1:12月17日、80cm捕獲、モンゴル丘の外れ。 

12月18日 85cmを捕獲。
昨日の雪は積雪ゼロ、しかし鹿は動きました。当てにならない当地の天気予報によれば本日も多少の積雪が見込めるとの事です。
朝一番85cmを捕獲出来ました。森の中で立ち木に隠れていましたが距離80mで10cm位の立ち木の間から弾を送りました。前足のショルダーポイントに見事ヒットしかかに見えましたが少しずれたと見え、今にも倒れそうですが走り出しました。結局30m走って座り込む様に足が止まりました。測定の結果は85cmでした。

PMは本年2月の出猟に供えて浜中方面に遠征しました。
300mにメス10頭ほどを連れたハーレムがいました。250mで射撃しようとすると走り出しました。残念ながら射弾は命中しなかった様でした。
更に2チャンスがあり1頭は民家に近いのでパスし、1頭を捕獲出来ました。

写真2:18日、85cm捕獲、今年も超大物オンパレードか。

12月19日 期待の積雪は空振り、5チャンスから1頭の捕獲。
期待の積雪はたった5cm。しかも夜半前に降雪が終了した為に鹿の動きはミッドナイトフィーバーのみに終わってしまいました。鹿は一般的に降雪が終了して3時間後から急に動きます。今回はそんな事情から朝の出会いにはあまり効果がありませんでした。

それでも出会いは通常よりは多いのですが、逃げ足の速さも何時もの様に戻ってしまいました。出会いは一応5回あったのですが、射撃は2回のみ、それも150m級のランニング射撃ばかり、50cm級オス1頭は未回収、もう1頭のカニオスは命中し回収しました。

 

  


Posted by little-ken  at 11:10スクールの記録