Hunting School の記録。　　　

31.5日間にチャンス140回(4.44回／日)、命中数63回。
さて総まとめですが、31.5日の期間内に出猟27.5日(出猟率87.3％)、総チャンス数140回(4.44回／日)、命中数63回(命中率45％)、失中27回(失中率19.3％)、至らず26回(18.6％)、パス8回(5.7％)となりました。

今年の解禁猟の特徴は下記の通りです。
１．出猟出来ない日が多かった。
大雨による日が1日とブリザードで3日、その他ブリザードで更に4日極端に出会いが少なかった事です。ブリザードが1週間も続く事など前代未聞でした。

２．珍しく解禁直前に積雪と冷え込みがあり、今年に限りは解禁(10月25日～31日)から数と大物が出揃っていましたが、これは例外の年だったと言えましょう。

３．今年のピークは例年と同じ11月の第2週にあり、8日～13日まででした。
この6日間だけで45回のチャンス(7.5回／日)があり、24頭が捕獲されました。特に8日の6頭、13日には何と8頭が捕獲されたのでありました。この栄冠はO生徒のグループにありました。この2日間は1日中解体をしていてその合間にちょっと出掛けるとたちどころに1～2頭を捕獲してくると言う状態でした。

４．出猟出来きなかったのが4日間、他に4日もブリザードの為に極端に出会いが少なかったのですが、それでも全体には例年以上の出会いがありました。
２～３項のラッキーでなかった生徒たちにも出会いは多かったのですが、異常に暖かい日が続き山から降りた目出度いシカの比率が少なかったのが印象に残りました。
その結果、約半分のチャンスは経験の少ない生徒には難しい射撃となり、あと数秒の時間不足で撃てない事や失中が多くありました。
経験の少ない生徒達にとって今回の出来事は良い勉強になったと思います。


今猟期を振り返りますと解禁に最も近かったH生徒は1日だけでしたがチャンスに恵まれ更にはヒグマにも出会う事が出来ラッキーでした。

その次のW&D生徒は山から降りてくるシカの補充の谷間に当たり、各々3.5頭のお持ち帰りとなり並みでしたが、D生徒は昨年の初参加がツキ過ぎていた為、それに比較すれば不猟だったと言えましょう。

次はO&A生徒ですが、今年1番のツイている組になりました。ここ5年程を通して眺めてみてもこの時期が1番と思っていますが今年は特に抜群でした。4.5日間で12頭もの超大猟でした。
続く生徒はK生徒ですが、これも補充の谷間に当たり出会いはかなり少な目でした。それでもラッキーな事に大物に2回も出会い内一回はヒットさせましたからまずまずの成果です。他にもう1頭もあり2頭お持ち帰りです。

最後のS生徒は前代未聞の大型ブリザードに当たりチャンスが殆んど無いかと心配されましたが、穴場を見つける事により並を超える4頭のお持ち帰りとなりかえって大成功と言える程になれました。


運不運とは不思議な物です。猟の出会いは殆んど天候で左右され、通常の天候不良率は平均では5日で1日程度です。過去3日不良と言う時もありましたが通常1日程度です。
そして多くの方の出猟は5日程度ですが、この天候不良の位置と内容が猟の成果の運不運の分かれ目となるのが普通です。

最も良いのは出猟直前に大きな天候不良による積雪があった場合です。出猟の初日から出会いも多く内容的にも目出度い大物シカの比率も高くなります。今回で言えばO生徒の組がそれに当たります。

反対はこの恵まれたシーズンが数日間続いた谷間に出猟し最終日が天候不良になった生徒でしょう。D生徒の組がこれに当たります。運不運が絶妙であったのはK生徒とS生徒のタイミングです。もっとも最悪時期には今回参加生徒はおりませんでしたが、11月17日から22日に掛けて出猟する生徒がもしいたらヒドイものです。連日吹雪で殆んど猟にならず谷間の僅かなチャンスも初心者の手に負えるものではなく恐らくまともに銃を1回も使う事が出来なかったでしょう。

K生徒は参加日がもし数日後ろにズレていたらこの最悪に、そして数日前にズレていたならば1日8頭も捕獲した最良の日に巡り合えた事でしょう。 S生徒も数日前なら全ブリザード、後方に少しズレれば大猟です。天候による運不運とはこんな物です。