2007年11月06日

連日エゾ鹿2頭強捕獲、ヒグマ2頭捕獲、経験ゼロのH生徒成功。

10月29日
H生徒は訓練の成果を発揮し、講師は何と昨年に続いて又ヒグマを撃墜です。
昨日夕方から雨となり本日は1日中降ったりやんだりでした。本日は雨の成果はたまた翌日の天候が更に悪化するのか非常に出会いの多い日となりました。
H生徒は3ヶ月の特訓が実を結ぶ時が来ました。150m級以遠に早朝だけで天候に恵まれ5回もチャンスがありました。ライフルならばもちろん撃つのですが、ここで撃つと更に少し奥に居る距離の短く出来るシカまで逃げてしまうので遠射は全てドライファイアーに留めました。

そして間も無く訓練の成果が発揮できるシカに出会えました。時間は6時15分頃、ターゲットはゼロ歳のオス、距離は約30m、撃ち頃です。結果は急所に命中、シカは数mヨロヨロと動いた後に見事に倒れました。

H生徒やりました。狩猟経験全くのゼロは昨年のK生徒もそうでしたが、スクールの指導プログラムで3ヶ月ほどイメージトレーニングを集中して行うと実戦でも何とかなることが証明されました。
連日エゾ鹿2頭強捕獲、ヒグマ2頭捕獲、経験ゼロのH生徒成功。

意気揚々と午前中の猟を終え、ベースに戻る途上の事です。ベースまで残す所3kmとなった時、何と道路脇の山の斜面のヒグマが現れました。
フルブレーキで車が止まるのも待てないで銃を掴んで車から飛び出しました。路肩までダッシュ、銃カバーを外しながら路肩に飛び降り、マガジン装着、ここからはまだ見えません。5歩程左に移動しました所で視認です。装填しながらのサイティング、すぐにスコープに入りました。
こちらを振り返りつつヒグマは小走りで逃げて行きます。距離は初弾が約60m、ランニングの要領で発射、命中です。多少ヨロけましたが走りは止まりません。次弾を装填して距離約65mで第2弾発射です。これも命中しました。第3弾と思って装填しサイトに入れるとその時ヒグマは急に足が乱れて斜面を転がって落下し始めました。

落下が止まった所で止め矢を撃ってやろうと準備をしておりましたが、ヒグマは落下が止まってもグンニャリしたままです。小石をぶつけてみました。反応はありません。念の為もう一度今度はかなり大きめの石をぶつけてみました。命中するとグンニャリだけで反応はありません。この間H生徒は20mの距離で警戒に当たっております。

念の為に更に10分見守る事にしました。昨年のヒグマは120cmとかなり小さ目でしたが、今度はかなり大き目です。全く呼吸等の動きも見当たらないのでやっと死亡を確認し、カメラを持って出直しました。ヒグマは175cmのメスのヒグマでした。命中箇所は2発共が心臓近くでした。1発は左前足をブチ折っておりました。
この1週間で2度もヒグマに遭遇し今回は捕獲に成功出来ました。我が紋別スクールは1段とヒグマの可能性が高くなって来ました。
連日エゾ鹿2頭強捕獲、ヒグマ2頭捕獲、経験ゼロのH生徒成功。

午後からもやる気に燃えているH生徒でしたが、家族の不幸の知らせが入り、たった1日で北海道猟を中止しなければならない事になってしまい、残りは次回持越しとなりました。

10月31日
久しぶりに超大物の84cm、そして何と何と再びヒグマ捕獲です。
朝一番は邪魔が入り不良でしたが、所要で紋別からの帰りの事です。畑の真ん中の明らかに超大物がいます。逃げられるとシャクですから念の為やや遠距離の距離200mから射撃、射弾は予定通り肩甲骨と背ロースを粉砕しシカはその場にひっくり返りました。超大物オ場合はこの場所と撃つ事が1番回収率が高いと思います。
連日エゾ鹿2頭強捕獲、ヒグマ2頭捕獲、経験ゼロのH生徒成功。


それだけでも今日は嬉しかったのですが、S師の希望で白滝方面に出猟しようと言う事になりました。ベースを出発して2kmの国道です。突然道の脇の森の中に座っているヒグマを発見しました。

あとは先刻の29日と殆んど同様ですが、本日が助手席で射手をしておりましたからかなり路肩に近く、車の停車操作も不要ですから更に速く射撃準備が完了しました。
距離約50mで射撃、会心のヒットと思いましたが、なぜかヒグマは倒れず、走り出しました。しかし周辺の笹薮もガサガサしておりません。

ヒグマは極めて近くに潜んでおります。S師が血ノリを捜索、今度は私が支援射撃です。
ヒグマの逃げて行った方向に5mほど進んだ時、私はS師のすぐ5m横にヒグマが倒れているのを発見しました。すぐの止め矢を撃とうとしましたが、ヒグマはもう瀕死でかろうじて末期の呼吸だけをしておりました。
そこでS師に止め矢を撃ってもらおうと思い、すぐ左横5mに居るとそっと知らせましたが、S氏は予想以上にビックリし、ちょっと悪い事をしたかなと思いました。

今度のヒグマは全長150cm、昨年の第1号と先日の第2号との中間程度の大きさです。
北海道入りして9日で3回ヒグマを目撃し、その内の2頭を捕獲してしまいました。こんなにツイていて良いのでしょうか。この出会いは偶然ですが、それを発見し、射獲に結び付けたのは講師の熊に対する実力が上がった事が原因と思います。
連日エゾ鹿2頭強捕獲、ヒグマ2頭捕獲、経験ゼロのH生徒成功。


ヒグマが多数目撃される様になった原因は本年の山の実の不作によりウロ付いていたと思われます。2頭とも胃の内容物も空で冬眠に備えた脂肪も付いておりません。たぶんこの2頭は冬を越せずに餓死する側に入ると思われます。

それにしても紋別スクールはその僅か数kmで2頭ものヒグマを捕獲したのですからこの地域のヒグマの生息密度が如何に高いかを物語っております。

更に夕方3頭のメスジカを捕獲しました。

11月1日
今日からW生徒とD生徒が合流しますが、本日は大雨で出猟出来ません。

11月2日~6日
2日に夕方71cmを回収、3日朝にはその隣の場所で70cmを回収、両生徒共2年連続大物ゲットとなりました。しかしチャンス数は例年の平均値以上にはあるものの失中や未回収が多く、全体的には不調。

5日にはビックリした事に90cm級と思われる超々大物を200mに捕らえ発砲しましたが、直前に動かれ失中となり、非常に残念な思いをしました。
5日午後は多少遠征し、W生徒は何と400mでクリーンキルに成功、彼の銃はサコー75、口径は30WSMです。
そして講師もすぐその1kmほど隣で400mで70cmに命中弾を送る事が出来ました。しかし講師の場合はマグレで3発目にやっとヒットしたのです型W生徒の場合とは全然違います。

結論としてこの5日で21回のチャンスとなり平均値を多少上回る量となりましたが、命中率は今ひとつで捕獲は8頭に留まりました。
1頭は講師が戴き、両生徒は3.5頭ずつを持ち帰る事となりました。




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Posted by little-ken  at 21:19 │Comments(3)スクールの記録

この記事へのコメント
熊を殺すなんて最低です
Posted by みわ at 2013年03月06日 00:36
動物を殺すのを楽しんでる。最低です。
しかも子グマだし。
地獄に落ちろ。
Posted by さいてー at 2018年05月31日 09:28
小熊あやめて、楽しんでる神経がわからん。

こいつらに同じ苦しみを
Posted by 最低 at 2021年03月26日 02:55
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